アメリカの下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」が、4年のときを経てファッションショーを復活させるようだ。
これは3月3日(金)、同社の最高財務責任者ティモシー・ジョンソンが2022年度決算説明会で明らかにしたもの。
ティモシー・ジョンソンはこの中で、「我々は今後、消費者の興味関心をひく初期段階と、今年後半に予定している新バージョンのファッションショーへの投資に注力していく」と述べている。
これを受け、同社の広報担当者は米ピープル誌に対し、同社が女性の支持に尽力するとともに「常にお客様を中心にした行動を続けるために、ビジネスのあらゆる領域で革新とアイディアを出し続けます」とし、「以前からお伝えしているように、私たちの新しいブランドビジョンとミッションは、今後も私たちの指針であり続けます。これまでで最高のマーケティングとエンターテイメントの資産の1つを再生し、いまの私たちの姿を反映させることは、私たちを新しいレベルへ導くことになるでしょう。詳細は、今年の後半にお知らせします」との声明を出した。
ファッションショーと明言こそしなかったものの、新たなプロジェクトが今年後半に明らかになると考えていいだろう。
Think you know us? Meet the new Victoria’s Secret. Learn More: https://t.co/hj5iIw7EcN pic.twitter.com/46FvPwTFQ2
— Victoria's Secret (@VictoriasSecret) June 28, 2022
下着ブランドとしてかつて一世を風靡(ふうび)した「ヴィクトリアズ・シークレット」だったが、「ヴィクシー・エンジェル」と呼ばれるモデルたちの体型が「現実ばなれしている」との批判を受け、1995年から2004年を除く2018年まで毎年行っていたファッションショーを2019年に中止した。
さらに2020年2月には、同社の重役だったエドワード・ラザックがモデルたちにセクハラやいやがらせをしていたこと、また、ミソジニー(女性嫌悪)の文化を根付かせようとしていたことなどが告発され、さらに評価を下げることとなった。