人気コメディアンのクリス・ロックが、メーガン妃をバッシングし話題となっている。
米時間3月4日、クリス・ロックのスタンドアップ・コメディ特番「クリス・ロックの勝手に激オコ(原題:Chris Rock: Selective Outrage)」が、ネットフリックスにて生配信された。
【動画】「クリス・ロックの勝手に激オコ」予告編
この中でクリス・ロックは、2021年にイギリス王室のヘンリー王子とメーガン妃がおこなった、有名司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビューを振り返り、2人が王室から人種差別を受けたと主張したことについて触れた。
このインタビューでヘンリー王子とメーガン妃は、長男のアーチー王子がまだメーガン妃のお腹の中にいたころ、王室メンバー内の会話で「彼の肌の色はどのくらい濃くなるのか」という会話があったことを暴露。人種差別的な発言として、イギリス王室に対し多くのバッシングの声が寄せられた。
そんな中、クリス・ロックは王室のあり方を批判しつつも、メーガン妃にも非があると指摘した。
ショーの中でクリス・ロックは、「メーガン・マークルという女性は誰だ?いい女に見えるけど、ただ文句を言ってるだけ。彼女は肌が白くなる宝くじに当たらなかったのか?」と言い放つと、「君はマザーファッカーたち(王室メンバー)についてググらなかったのか?」と、王室についてリサーチ不足であると指摘した。
「彼女は(王室のことを)知らなかったなんて、いったい何を言っているんだ?ロイヤルファミリーだぞ。彼らは元祖レイシスト(人種差別主義者)だ。彼らは植民地主義を発明した。彼らは人種差別のOGだ。人種差別のシュガーヒル・ギャング(70年代にヒットしたヒップホップグループ)だ」
さらにクリスは「彼らは人種差別主義者だ。マジで人種差別主義者だ」と何度も言うと「彼女が経験したクソみたいなできごとのいくつかは人種差別ではなく、ただの義理家族とのクソなできごとなんだよ」とバッシングした。
さらに、インタビュアーであったオプラ・ウィンフリーの名前も出し、「オプラ。彼らは人種差別主義者で、赤ちゃんがどのくらい茶色になるのか知りたがっていた。俺は、それは人種差別ではないと思う。黒人でさえ、赤ちゃんがどのくらい茶色になるのか知りたがっている」と辛辣なジョークで会場を沸かせた。
そんなクリスは、メーガン妃が経験したことに共感する部分もあるようだ。「黒人の女の子が白人の義理の両親に受け入れられようとするという、彼女のジレンマはよくわかる。ああ、そりゃあ大変だよ。でも、白人の女の子が黒人の義理の両親に受け入れられようとすることほど難しくはないんだ。あれは本当に大変なんだ」と白人と黒人の結婚と、その義理家族との関係について見解を述べた。
そしてクリスは「メーガン・マークル、そのジレンマはよくわかるよ。もし君が黒人で、義理の両親に受け入れられたいのなら、カーダシアンと結婚する必要があるな」と、黒人との交際・結婚率が高い、カーダシアン家のメンバーたちの結婚を例えに出した。