NEWS

ウィル・スミス平手打ち事件から1年・・ クリス・ロックがついにあの事件のジョークを解禁! 「痛かったかって?まだ痛いよ!」 さらにウィルの妻ジェイダの不倫騒動もネタにし会場大爆笑

クリス・ロックと、ウィル・スミス Photo: Frank Micelotta/FX/Picturegroup/Shutterstock, Rob Latour/Shutterstock NEWS
クリス・ロックと、ウィル・スミス Photo: Frank Micelotta/FX/Picturegroup/Shutterstock, Rob Latour/Shutterstock

人気コメディアンのクリス・ロックが、ウィル・スミス平手打ち事件のジョークをついに披露し、話題となっている。

米時間3月4日、クリス・ロックのスタンドアップ・コメディ特番「クリス・ロックの勝手に激オコ(原題:Chris Rock: Selective Outrage)」が、ネットフリックスにて生配信された。

【動画】「クリス・ロックの勝手に激オコ」予告編

特番の中でクリスは、昨年の「第94回アカデミー賞授賞式」で自身の身に起きた、平手打ち騒動を振り返った。

同授賞式にて、プレゼンターとして登壇したコメディアンのクリス・ロックは、ステージ上でウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミスの髪型をからかうようなジョークを言い放った。

すると、この発言に激怒したウィルが突然ステージにあがり、クリスになんと「平手打ち」をお見舞い。怒りを抑えきれなかったウィルは、その後も放送禁止用語を使ってクリスを罵倒した。

特番の中でクリスは「人々は『言葉は人を傷つける』と言う。そう言う人は顔を殴られたことがないんだ!」と、ウィルがした行動を振り返り、笑いに変えた。

また、クリスは「誰も怒らせずにショーをやろうと思っているんだ。誰が引き金になるかわからないからね」と言うと、「アメリカは、いまロシア人がここに来たら、国の半分が『彼らの話を聞こう』ってなるくらいめちゃくちゃだ」と、冷戦後最悪とも言われる米露関係をも持ち出した。

クリスのウィルに関するジョークはまだまだ終わらない。

クリスは「みんな『(平手打ちは)痛かった?』って聞いてくる。まだ痛いさ!『サマータイム』が耳の中に鳴り響いたよ!」と、ウィルが1991年にリリースした楽曲「サマータイム」をジョークに入れ、「(元プロボクサーの)マニー・パッキャオのように、あの一撃を受けたんだ!」と強く言い放ち、これには会場も爆笑となった。

今回のショーのタイトルは「Selective Outrage(選択的激怒)」。つまり個人的な好みや考えによってある問題には激怒し、またある問題はスルーしたりする、自分勝手で一貫性のない態度のことを指している。クリスは、ウィルがクリスに平手打ちしたことは、まさにこの選択的激怒だと主張したいようだ。

またクリスは、ウィルが自身を平手打ちするという行動に出た理由は、アカデミー賞で自身が発したジョークが発端ではなく、ウィルとジェイダのフクザツな夫婦関係が起因していると考えているようだ。

過去にウィルとジェイダ夫妻は、夫婦としての関係の浮き沈みについて率直に語っており、ジェイダが別の男性と不倫関係にあったことを認めている。

これについてクリスは「俺たちはみんな、浮気したことがある。ここにいる全員が浮気したことがある。俺たちの誰一人、浮気相手からテレビでインタビューされたことがない。彼女(ジェイダ)は、彼(ウィル)が俺を傷つけるよりも、彼(ウィル)のことを傷つけた」と、ジェイダの行動をバッシングした。

クリスのこのショーを見た一部の人々は、クリスがようやくこの事件の痛みを乗り越え、笑いに変えることができたと感じたようだ。

tvgrooveをフォロー!