アヴリル・ラヴィーンのスピーチの最中に、上半身裸の女性が乱入するというハプニングが発生した。
現地時間3月13日(月)、カナダ・アルバータ州エドモントンで音楽賞「ジュノ・アワード」の授賞式が開催。歌手のアヴリル・ラヴィーンが、「TikTokファン・チョイス・アワード」を受賞した。
アヴリルの受賞スピーチ中、グリーンベルトの一部開発計画に反対する女性が、抗議のため上半身裸でステージに乱入するというハプニングが発生した。
★上半身ハダカの女性が乱入した時の動画はこちら★
この女性の体には「Save the Greenbelt(グリーンベルトを守れ)」というメッセージが描かれており、一時会場は騒然となったものの、アヴリルの対応はきわめて冷静なものだった。
当初は無視してスピーチしていたアヴリルだったが、女性の行動がエスカレートしてくると、彼女に向かって「うせろ、目の前から消えろ、ビッチ」とマイク越しに一喝。直後に女性はセキュリティスタッフによって、ステージから引きずり降ろされた。
その後、この女性に対して逮捕などの処分があったのかどうかについては明らかになっていない。
アヴリルはこのあとも何事もなかったかのようにスピーチを続けると、「今度こそ、だれも何もしないでね。さもないと、私の中からカナダ人としての血がわいてきて、そのクソ野郎をぶっ飛ばしてしまう」とジョークまじりに怒りを込めた。
グリーンベルトとは、都市開発を制限し、自然を守るエリアのこと。昨年11月、カナダ・オンタリオ州にてグリーンベルトとして保護されている7400エーカー(約30平方キロメートル)分の土地を住宅用に開発することを許可する計画が発表されており、野党や環境保護団体が強く反発していた。
今回のアヴリルの動画はネット上でも注目を集めている。コメントでは女性の抗議活動を支持する声も見られるようだ。