今年初め、回顧録「SPARE/スペア」を発表したヘンリー王子。回顧録の中では、数々の暴露をしており、彼は過去に、大量の飲酒のほか、コカインやマリファナを使用したことを明かしている。そして、それが彼の米国ビザに影響するかもしれない。
ある法律専門家がPage Sixに対し、ヘンリー王子は、過去の薬物使用についてあまりにも正直であったため、米国で生活する権利を失うかもしれないと語っている。
Page Sixの報道によると、ある元連邦検察官は「薬物使用を認めることは、通常、不許可事由になります」とコメント。「つまり、ヘンリー王子がコカインやマッシュルームなどの薬物を使用していることを認めたのだから、ヘンリー王子のビザは却下または取り消されてしかるべきだったということ」と付け加えた。
その一方で、別の弁護士は、ヘンリー王子の米国での地位が危機にあるという意見に反論している。「薬物やアルコールに関連した犯罪容疑や、ヘンリー王子が常習的な薬物使用者であるという司法当局の認定がなければ、彼の回顧録にある、レクリエーションとしての薬物実験に関する開示には何の問題もないと思います」「入国管理局は、それに基づいて何かをするつもりはないと思います。もし、彼が逮捕されたり、飲酒運転をしていたら、また別の話になります」と続けている。
ヘンリー王子は、2020年初めに妻のメーガン・マークル、息子のアーチーとともにカリフォルニアに移住した。タイムズ紙の2021年の記事によると、ヘンリー王子は米国の永住権や市民権、グリーンカードを求める予定はないとしていた。
また「SPARE/スペア」では、過去にヘンリー王子が、女優コートニー・コックスの自宅へ泊りに行った際、幻覚作用のあるドラッグ「マジック・マッシュルーム」入りのチョコレートが入った巨大な箱を発見。それは「そこにいたみんなのために置かれていた」と書いた。ヘンリー王子はそれをたくさん食べ、浴室で「ゴミ箱」が「顔」に変わる幻覚を見ていたと暴露したことが話題となっていた。