英人気ボーイズ・グループ ザ・ウォンテッドのトム・パーカー(享年33)が、脳腫瘍との闘いの末、この世を去ってから1年。妻のケルシー・パーカーがSNSを通じて、トムへの変わらぬ想いを明かした。
ケルシーさんは3月30日、「あなたがいなくなってから一年♡永遠にわたしのソウルメイト」とのキャプションと共に、近距離でお互いを見つめ合う、幸せそうな写真を公開した。
ザ・ウォンテッドは、2009年、オーディションで集まったマックス、シヴァ、トム、ネイサン、ジェイによって結成された5人組のボーイズ・グループ。2010年にリリースしたデビュー・シングル「オール・タイム・ロウ」は、全英初登場1位を記録。さらに翌年にリリースした「グラッド・ユー・ケイム」は世界中でヒットを記録した。
【動画】The Wanted – Glad You Came
順調な活躍を見せていたザ・ウォンテッドだが、2014年はじめ、突如活動休止宣言を発表。そして2021年、約7年の活動休止を経て再始動することを発表した。
このとき、トムはステージ4の膠芽腫(こうがしゅ/神経膠腫の中でもっとも悪性の腫瘍)を患っており、手術不可能であることから、化学療法と放射線療法を受けていた。
トムの病気がきっかけで5人はグループ活動を再開。新曲「Rule The World」をリリースしたり、チャリティーコンサートを開催したりと精力的な活動をスタートさせた矢先、残念ながらトムが他界。ザ・ウォンテッドは当時、SNSを通じて、トムが家族やバンド仲間に見守られながら安らかにこの世を去ったことを報告していた。
4月20日に英ロンドンのペッツ・ウッドにある聖フランシス・オブ・アッシジ教会で執り行われたプライベートな葬儀には、トムの家族や友人、バンドメイト、そして、同時期に活躍した「ワン・ダイレクション」のリアム・ペインらが参列。故人に最期の別れを告げた。
なお、ケルシーさんはトムとの間に娘オーレリアちゃんと息子ボーディくんをもうけており、昨年6月のインタビューにて、オーレリアちゃんにトムが亡くなったことを伝えてはいるものの、まだ意味がよく分かっていないのか、“パパはツアーに行っていると思っている”と明かしていた。
【動画】トムの他界から約2か月半後、インタビューに応じたケルシーさん
1周忌を報告したケルシーさんの投稿には、現時点で10万以上の「いいね!」がついており、コメント欄には「ケルシーに愛と力を送ります」「彼はあなたと子供たちをとても誇りに思っているでしょう。愛しています」「いつもあなたのそばにいるよ。今日はいつも以上にあなたのことを考えています」「ビッグハグを送るね、ケルシー!私たちも彼のことがとっても恋しいよ」「トムのそばにいてくれて、彼の世話をしてくれてありがとう。あなたと子供たちに神のご加護がありますように」「最高のソウルメイト」「1年経ったなんて信じられない。彼は永遠に思い出されるだろうね」など、ケルシーさんを応援するメッセージが多数書き込まれている。