クリス・プラットが最新作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』への思いを語っている。
世界的な人気をほこる任天堂のゲームキャラクター「スーパーマリオ」。そんな彼の冒険をアニメ映画化した作品が、今年4月28日に公開される。
【動画】『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』予告編
マリオ役の声優をつとめるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などで知られるクリス・プラットだ。
このたび、Gizmodoのインタビューに応じたクリスは、この作品への率直な思いを明かしている。
クリスは作品について、「マリオのキャラクターは、定義されていない部分が大きい。それはぼくにとって、役に入りやすい点だった」と切り出したクリスは、「つまり、幅が広いということだ。それは、今回のような大きな作品にするのに必要なことだと言えるだろう。近年この作品がメジャーな映画になっていないという事実は、本当にすばらしいことなんだ。マリオについては、コスチュームやキャッチフレーズ以外、人々にはなじみがないだろう。それをイルミネーションが手がけるんだ。『まちがいなくヒットする』と思ったね。だから、参加できて本当にありがたかった」と続けた。
また、自身とス―パーマリオとの関係について、「このゲームは、何百時間と遊んだね。ぼくの子供時代の1000時時間くらいを費やしたと言ってもいい」と振り返ったクリスは、「コインを打つ音、花をキャッチする音、スコアを聞く音、それらが映画で再現されると、ぼくはまるで催眠術にかけられたかのようだった。だから作品に参加できることはすごくクールなことなんだ。信じられないくらい。そしてそれが台無しにならないように、ぼくもみんなと同じように気を配っているんだよ」と付け加えている。
さらに、作品の続編の可能性について、「そうなる可能性がないとは言えないが、じつはそこまで考えているわけではないんだ」としたクリスは、「まだ何も決まっていない」と強調した。
以前、クリスがマリオの声優を務めることが発表されたとき、クリスは「夢がかなった」と、その興奮を明かしていたが、クリスがイタリア人のキャラクターであるマリオの声を担当することに不満の声も多く上がっていた。
マリオ役のキャスティングを批判する人々についてクリスは、「ああ、そのことは完全に理解していたよ。熱狂的なファンがいて、僕もファンの一人だからその気持ちはわかる。大抵の場合、人々は作品が台無しになることを望んでいない。彼らはそれについて貴重な存在。慎重なんだ。そして、僕はそれに感謝しているよ」と、批判的な意見も受け入れている姿勢を見せた。