人気TikTokerのある行動が大炎上している。
3月26日(日)、カナダ人の男性が、バンクーバーにある「スターバックス」の外で、婚約者と娘の目の前で刺されるという事件が起こった。
この凄惨(せいさん)な事件の様子を、たまたまその場に居合わせたTikTokerのアレックス・ボジャーが動画として記録。さらに、血を流す被害者の横でセルフィーを撮影した上、TikTokに投稿したのだ。
アレックス・ボジャーが投稿した動画はこちら(※閲覧注意)
この動画を撮影している間、彼はニヤニヤしながら、「みろよ、この人亡くなっちゃった!亡くなっちゃたんだよ!」と叫んでいたという。
普段は「Gora Pakora」という名前で活動する、フォロワー数200万人以上を抱える人気TikTokerのアレックス・ボジャー。ところが彼のあまりにも非常識な行動は、またたく間に非難の嵐を引き起こした。
投稿がツイッターで拡散されると、ユーザーからは「これがTikTok世代だ。我々には悪い未来しか見えない」「彼の発言と行動には嫌悪感しかない。正直、言葉を失った…。感情すらわいてこない」といったコメントが寄せられた。
一方、事件当時Global Newsの取材に応じたボジャーは、「トラウマになった」と語っている。
このとき目撃者として事件の様子を語ったボジャーは、「日曜日にバンクーバーの街を歩いていて遭遇するようなできごとではありません」と述べ、「この状況を思い起こすたび、私の胸には恐怖心以外に浮かばないのです」と付け加えた。
ところがあるツイッターユーザーから、ボジャーが事件翌日にも現場をおとずれ、その場でタバコを吸っていたと指摘されたのだ。
その後ボジャーは動画を投稿し、「不快な状況に置かれると、笑顔になってしまう傾向がある」と釈明している。
動画の中で事件に遭遇した際の状況を説明したボジャーは、「ぼくの脳が『被害者は亡くなっている』と判断し、思わず叫んでしまった。こんな経験は初めてだったから」と語ると、「とても気分が悪かった。でもそういうときにどうしても、笑みを浮かべてしまうんだ。怒らせた人には申し訳ない」と謝罪した。
なお、容疑者の男はすでに逮捕・起訴されている。