米ジョージア州に暮らす女性が、なんと「トイレ」で出産し話題となっている。
トイレで元気な男の子を出産したのは、マーラ・マッケンタイアさん(34)。彼女はそもそも、自分が妊娠していることにすら気が付いていなかった。
今年2月27日、マーラ・マッケンタイアさんはひどい腹痛におそわれた。そのため、トイレに駆け込んだという。
当時について「私がトイレの中を見下ろすと、赤ちゃんはアゴの下あたりまで水につかり、私を見上げていたの。『ママ、ここから出してくれるの?』と言わんばかりにね」と振り返ったマーラさん。身長約152センチ、体重約72キロの彼女は、子供が生まれるまでの9か月間、お腹のふくらみを自分の体型、もしくは便秘によるものだと思い込んでいた。
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マーラさんは昨年8月に生理が来なかったことから、妊娠検査薬を試している。しかしそのときは反応せず、その後しばらくして、定期的に生理が再開されたという。
出産までの体験をTikTokに公開しているマーラさんは動画の中で、「胎動を感じることはなかった」と説明した。
さらに、出産1か月前の今年1月には、はげしい胃痛に悩まされたマーラさん。ところが、そのときに診察した医師すら、妊娠を疑わなかったそうだ。その医師はかねてからマーラさんの便秘の相談に乗っていたことから、今回も便秘によるものだと判断していたのだ。
そして2月27日、出産の日を迎える。
この日のマーラさんの様子について父親のケヴィンさんは、「彼女は泣きながら痛がって、叫んでいた」と語り、「20分おきに彼女の苦しむ声が聞こえてきた。その間隔が少しずつ短くなって、それがいまなら陣痛だとわかるんだけど、そのときは手がかりすらなかったから」と振り返った。
そしてケヴィンさんは、ひとまずマーラさんをトイレに行くよううながし、そこでマーラさんも「いきむ」ことができたという。
「そのとき、文字通り体からすべてが抜け落ちたような気がした」と当時の心境を明かしたマーラさんは、「『パパ、赤ちゃんよ!』って叫んだ。死ぬほど怖かったし、衝撃だったわ」と付け加えている。
その後マーラさんと赤ちゃんは救急搬送され、現在は母子ともに元気に過ごしている。
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