ディズニーが、アニメ映画『モアナと伝説の海』の実写版を製作中であることを、俳優のドウェイン・ジョンソンが明らかにした。
米People誌によると、2016年の『モアナと伝説の海』にて半神半人マウイの声を務めたドウェインは、4月3日(現地時間)に行われたディズニー社の株主総会のウェブキャストの中で、このプロジェクトを発表した。
【動画】『モアナと伝説の海』の実写化を発表するドウェイン・ジョンソン
ドウェインは自身のインスタグラムに「『モアナ』の美しい物語を実写の大スクリーンにもたらすことができることを、とても光栄な気持ちで発表します」と投稿。サモアにルーツを持つドウェインは、ポリネシア諸島が舞台とされている『モアナ』の実写化にうれしさを隠せないでいるようだ。続けて、次のようにもつづっている。
「この物語は私の文化であり、このストーリーは、我ら民族の優雅さやマナ(神秘的な力のこと)、戦士の強さを象徴しています。私は、私たちの文化を誇りに思い、肌や魂に刻み込んでいます。そして私の亡き祖父“ハイ・チーフ”ピーター・メイビアの精神にインスパイアされ、マウイと再会するこの一生に一度の機会は、私にとってとても深い意味を持ちます」
「ディズニー・スタジオと提携し、ポリネシア人としての私たちの核である音楽とダンスの領域を通し、我らの物語を伝えられることを光栄に思います」
「これからまだたくさんのことがある。だけどその前に」と記したドウェインは、マウイの代表曲である「You’re Welcome(俺のおかげさ)」より歌詞の一部「What can I saaaaaay except(なんて言えばよいのかな)」を引用。また、「神の釣り針」を彷彿とさせるようなフックの絵文字をつけ投稿を締めくくった。
【動画】「You’re Welcome」公式ビデオ
アウリイ・クラヴァーリョが主人公モアナ・ワイアリキの声を務めた『モアナと伝説の海』は、2016年11月に劇場公開されるや、世界中で大ヒットし、6億4,300万ドル(約854億円)もの興行収入を記録した。
米E!Onlineによると、ドウェインは、半神半人マウイとして実写版『モアナ』に出演する予定。また本作のプロデューサーも務めるという。一方、アウリイはエグゼクティブ・プロデューサーとして“モトゥヌイ(島の名)”に戻ってくるという。