マーベル映画のソー役で世界的に有名になった、オーストラリア出身の俳優クリス・ヘムズワース(39)に早期リタイア報道が飛び出した。米CINEMABLENDは報道が真実であれば「ハリウッドを去る次の大物かもしれない」と伝えている。
「有名な映画スターになる」というのは、世界中の多くの人にとっての夢であるが、近年ではキャメロン・ディアス(のちに撤回)、ブルース・ウィリスなどが、ハリウッドの第一線から退いている。ブルースについては、治療法がない「前頭側頭型認知症」と診断され、引退を余儀なくされたが、米Page Sixは新たに、クリスが早期リタイアを検討していると報道。その理由は、遺伝的にアルツハイマー病を発症しやすい体質であることが発覚したためだと報じている。
クリスは、ディズニーの公式動画配信サービス「ディズニー・プラス」で配信中のドキュメンタリー「リミットレス with クリス・ヘムズワース」にて、遺伝子検査を受けることに。その結果、自身の遺伝子構造に「APOE4」という遺伝子が2つ含まれていること、それらが両親から受け継がれたものであること、この遺伝子が将来的なアルツハイマー病の発症率を8倍から10倍高めていることが伝えられた。
【動画】「リミットレス with クリス・ヘムズワース」予告編
このときの心境について「これまでで最大の恐怖だった」とふり返ったクリスは昨年11月、現在の仕事が落ち着き次第、俳優業を休業することを発表し話題となった。
[PR]匿名の関係者は、クリスは演技の仕事を減らすかもしれないと証言。米Page Sixに対し「アルツハイマー(のリスクが)高いことを知ったので、たくさんの役を引き受ける予定はないそうです」と述べたという。
このニュースの真偽のほどは不明だが、もしもクリスが早期リタイアをするとなれば、ハリウッドにとっては相当な痛手となることだろう。しかし、演技の仕事ができるのも“健康”だからこそ。いずれにせよ、クリスにはあまり根詰めずに働いてほしいものだ。
なお、クリス・ヘムズワースが主演を務める最新映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』は、ネットフリックスにて6月16日(金)より独占配信される。