イギリスのチャールズ国王は、「ハンバーガーの王」には興味がないようだ。
3月29日(水)、国王となって初めて、カミラ王妃とともに公式の海外訪問を行ったチャールズ国王。訪れたドイツ・ベルリンで、散策中に群衆から意外な贈り物をされる場面があった。
ベルリンのブランデンブルク門で、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領とエルケ・ビューデンベイヤー夫人から歓迎を受けたチャールズ国王とカミラ王妃は、その後彼らを見ようと集まってきた市民らと交流。このとき、群衆の中にいた男性が国王に自分がかぶっていた「紙製の王冠」を手渡そうとしたのだ。
この紙製の王冠には、アメリカ発祥の大手ハンバーガーチェーン「バーガーキング」のロゴが描かれていた。
手渡そうとした男は、「これはあなたのものですよ。ほしいですか?」とチャールズ国王に語りかけている。
チャールズ国王にもこの声が届いた様子だったが、国王はほほえみながら「わたしは結構」とサラリとかわし、歩を進めたのだった。
この一連の様子は、ドイツのYouTubeチャンネルと王室記者によって公開されている。
じつは、イギリス王室のメンバーが群衆からバーガーキングのグッズを手渡されるのは、これが初めてではない。
3月には、カミラ夫人もイギリスのコルチェスターでバーガーキングの王冠を手渡されている。
実際に王冠を手渡した女性は、そのときの様子をTikTokに投稿。動画の中で王冠を手渡されたカミラ王妃は、意外な贈り物に笑顔を見せつつ、「あらステキ。ご親切にありがとうございます。バーガーキングですね」と言葉をかけ、受け取っていた。
チャールズ国王は昨年9月、前君主であるエリザベス女王が亡くなった直後に即位しているが、正式な戴冠は今年5月6日となる。
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