ハリー・スタイルズは、エリック王子よりも「よりダークな役」を求めていたようだ。
ディズニーの実写版『リトル・マーメイド』が、6月9日(金)に公開される。同映画でエリック王子役を俳優のジョナ・ハウアー=キングが演じているが、当初は、人気歌手で俳優としても活躍するハリー・スタイルズも候補であった。
2019年、ハリー・スタイルズはエリック王子のオファーを受けるもこれを辞退。雑誌「The Face」のインタビューでハリーは「エリック王子役についてよく話し合ったよ。僕は音楽を出したくて、しばらくは音楽活動に集中しているんだ。でも、(『リトル・マーメイド』の)制作に関わっているすべての人がすばらしかったし、すばらしい作品になると思う。絶対楽しんで見るよ」と、音楽づくりを理由に出演を辞退したと明かしていた。
しかし、ハリーがエリック王子を辞退したのには別の理由もあったようだ。
今回、同映画の監督のロブ・マーシャルが「Entertainment Weekly」のインタビューに応じた。
ハリーにオファーした件について「(ハリーは)本当はもっとダークな映画に出たいと思ったんだ」と、ハリーが俳優としてより闇があるような作品を求めていたことを明かした。
たしかにハリーは、2022年に公開されたサイコスリラー映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』や、同じく同年公開された、2人の男と1人の女の三角関係を描いた映画『僕の巡査』に出演を果たしている。また2021年には、マーベルの映画『エターナルズ』にカメオ出演を果たした。
ハリーはエリック王子役を断ったが、最終的にジョナ・ハウアー=キングが起用された。ロブ・マーシャル監督は、ジョナはキャラクターに合った「甘さ」と「深い情熱」があると語った。
実写版『リトル・マーメイド』は6月9日公開。