3人の子供を持つ夫婦が、結婚10年目に受けたDNA検査で「いとこ」であることが判明し、話題となっている。
米コロラド州で暮らすジョセフ・キノーネスさんとセリーナさんは、数か月の交際を経て、2006年7月に結婚。その後3人の子供に恵まれ、順風満帆な生活を送っていたが、結婚10年目に受けたDNA検査で衝撃の結果を知ることになる。それは夫妻が「いとこ」関係にあるというものであった。
そもそもキノーネスさん夫妻が、DNA検査を受けることになったのは、自分たちの家系を知るためだった。そこで「いとこ」ということが判明したわけだが、結婚式で両家の家族が顔を合わせた際、誰も夫妻が親戚であるとは思っていなかったという。
「結婚式を挙げることになって、そのとき、私たちのおばあちゃんはとても良く似ていて、彼女たちは仲よくしていましたが、でもまだピンとはきませんでした」(セリーナさん)
「それについて考えたこともなかった。家族の集まりや、葬式、結婚式でも彼女を見たことがなかったし」(ジョセフさん)
セリーナさんは、3月にこのニュースをTikTokに投稿。動画は現時点で440万回以上再生されているというが、ユーザーたちの反応は賛否両論だそうだ。セリーナさんは、米People誌に対し、「ネガティブなコメントが多くあって、恐ろしい」「みんな、『なぜ、そんなことするの?』『どうしてこれを投稿するの?』と尋ね続けてくるけれど、話半分に聞いているの」と語っている。
「なんとも思っていなかった。こんなにバイラルするとは思っていなかったの」
@realestatemommas #CapCut ♬ original sound – The Qs (Realtor & Writer)
それでもやはり、「いとこ」という事実はセリーナさんの心に重くのしかかった。結果が判明したあと、セリーナさんは、ジョセフさんと今後も一緒にいるべきが疑問に思うようになったという。
「ジョセフは『ベイビー、心配しないで。大したことじゃないよ。スルーしよう』って言ったの。私は『離婚するべき?一緒にいた方が良いの?』って再考し始めた…。それからしばらくして、『いや一緒にい続けよう』って思ったの。(関係を)私たちにはどうすることもできないし、これについては特に気にしないようにしている」と、ジョセフさんと“夫婦”として生きていくことを決意した理由を明かしている。
セリーナさんによると、自身とジョセフさんがどの程度「血縁関係」にあるかは分からないそうだが、2親等から7親等のいとこであることはわかっており、最も近い親族は「祖父母の親」である可能性があるそうだ。
最終的には、ジョセフさんとつながる祖先を知りたいと思っているセリーナさん。TikTokに自身のことを投稿したことについても、いまではやってよかったとも思っているそうだ。
「少し自由になった気がします」とセリーナさんは語った。