キャサリン妃にとって、「ファブ4復活」と話題になったあの日のできごとは、「これまででもっともツラいことの1つ」だったようだ。
昨年9月8日、イギリスの前君主エリザベス女王が亡くなった。その2日後の9月10日、かつて「ファブ4(※)」と呼ばれロイヤルファンを魅了した、ウィリアム皇太子とキャサリン妃夫妻、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の4人がそろってウィンザー城前に登場。集まった群衆にあいさつをしてまわり、大きな話題となった。
※すばらしいという意味のファビュラスと、4人組を組み合わせた略語。
ヘンリー王子夫妻のシニアロイヤル離脱以降、兄弟間の確執が深まっているのではないかとされていただけに、このとつぜんの「ファブ4復活」は和解の始まりではないのかともウワサされたのだが、どうやらそんなに簡単な話でもないようだ。
このたび、王室特派員のロバート・ジョブソンが出版した「Our King」の中で、この日の舞台裏が明かされている。
著書の中には、「キャサリン妃はこの日のできごとについて、2組の夫妻の間には気まずい空気が流れていたこと、これまでの人生でもっともツラいできごとだったということを、シニアメンバーに明かしている」とつづられている。
なお、2組がそろって群衆の前に出ることはウィリアム皇太子の提案だったとされている。こうすることで、エリザベス女王亡き後の王室の結束を人々に示したかったそうだ。
しかしその数ヶ月後、ヘンリー王子夫妻はネットフリックスでドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」を配信。
【動画】「ハリー&メーガン」予告編 – Netflix
この中でヘンリー王子は、ウィリアム皇太子が選んだのは「運命の女性」ではなく「型にはまることができる女性」だとし、兄夫妻に対するイヤミとも取れるようなコメントを残した。
さらに、今年1月に発売した回顧録「SPARE/スペア」の中でも、ウィリアム皇太子夫妻に対する批判を展開。兄との確執はますます深まったのではないかとされている。
5月6日にはチャールズ国王の戴冠式が執り行われるが、招待状を受け取っているはずのヘンリー王子夫妻の出欠は依然明らかになっていない。
関係の改善が見られない限り、ヘンリー王子夫妻が出席したとしても、「ファブ4」に不穏な空気が流れることは間違いないだろう。