日本のマルチクリエイターである野村訓市氏が、ハリー・スタイルズの来日エピソードを語り話題となっている。
野村訓市は何年にもわたりハリー・スタイルズの友人で、ハリーが2018年の年末から2019年初めにかけてプライベートで来日した際も、野村氏はハリーと多くの時間を過ごしたという。
今回、野村氏はJ-WAVEの自身の番組「TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING」の中で、「ハリー・スタイルズ来日」というテーマで、ツアー「LOVE ON TOUR」の来日公演のため、久しぶりに来日を果たしたハリーのエピソードを語った。
ハリーと久しぶりの再会を果たした野村氏
「今夜は、久しぶりに来日したハリー・スタイルズについて、また話したいと思います。ライブをしたのはたしか2017年の年の瀬だったと思うんですが、最後に一人で(日本に)来たのも2019年。僕が個人的に最後に会ったのもロンドンでギャラリーを見学していたときにフラッと現れて、ご飯をおごってくれたのが最後か。ロサンゼルスでスタジオを案内してくれてから、寿司をおごってくれたのが最後か忘れましたが、それでも3年以上前のことです」
「東京ではよく僕の家にもいたので、家族も全員ハリーに会うのを楽しみにしていたんですが、深夜便で着いて、昼寝してからさっそく1人で僕の家までやって来ました。『家がどこにあるかちゃんと覚えてるぜ』と豪語して、たぶんGoogle Mapをチェックしていたんだと思いますが、『あと20分でつく』『近くのコンビニで何かいる?』『あと2分でつくぜ』ってきて、最後の最後、ぜんぜん着かないので、どうしたのかと思ったら、『部屋番号だけ忘れた』と」と、ひとりで野村氏の家まで行くも、肝心の部屋番号を忘れていたというキュートなエピソードを披露した。
「そんな感じでしたが、ドアを開けて待っていると、やあやあ言いながら入ってきて。最後に会ったときはまだ25歳で、あどけないところも少しありましたが、いまは29歳の男らしい感じになっていて、数年会わなかった息子が帰ってくる、里帰りされた親の気持ちっていうのはこういうものなのかなという疑似体験を味わいました。まあ中身は何も変わらずで、カタコトの日本語を駆使しながら、コロナが始まってツアーが何もできなくなったときに、スタジオにこもって曲作りを始めた2020年の春からの話をずっと聞きながら、ご飯を食べに行ったり、お酒を飲みに行ったりしました」
東京で過ごした5週間は人生で最良の時間
「東京に来たい来たいと言っていたので、いざ着くと、たぶん昔の思い出を振り返りたいモードに入ったのかなっていう感じで、『前よく行ったあそこに行こう』『あの場所の人にあいさつしに行こう』と、初日の夜からずいぶんと一緒に歩きました。『僕は本当に日本が好きだ。人は親切だし、ご飯は美味しいし、以前、東京で過ごした5週間は人生で最良の時間の一つだ』としみじみと言われてうれしくなりました」
また、ハリーは何度も「ありがとう」を繰り返し、ファンや裏方さんへの感謝を忘れず、またお辞儀をするときは90度頭を下げるという、ハリーの謙虚(けんきょ)なエピソードについても明かした。
さらにハリーは、ライブが終わったあとは3日ほどオフの時間があったという。その期間には、ハリーのアルバム「ハリーズ・ハウス」に影響を与えたアルバム「HOSONO HOUSE」の細野晴臣氏と会い、創作についてなど1時間ほど対談をしたと明かした。
名残惜しそうに「カエリタクナイ」と言うハリー
最後に野村氏は、「バイバイするときに最後に言ったのは、いつも言う『カエリタクナイ』ってやつで。きっとまたふらっと帰ってくる気がします。そのときこそはですね、みなさんどうぞ放っておいてあげてくださいね。ラーメンすすっているところを後ろから隠し撮りされたりとか、考えただけでも自分だったらイヤだなあと思うので、もしラーメン屋で見かけたら、だまって食べさせてあげてください」と、ハリーのプライバシーへの尊重を呼びかけた。
野村氏のラジオ番組「TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING」は無料のラジオサービス「radiko(ラジコ)」で聞くことができる。ハリーについての話は30分30秒あたりから。