人気児童小説で、映画としても大ヒットを記録した『ハリー・ポッター』が、ドラマ化することが正式に決定した。Hollywood Reporterが伝えている。
かねてより、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、『ハリー・ポッター』のリメイク版ドラマ制作に向け動いていると報じられており、先日も、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが所有・運営する動画配信サービスで契約締結間近であると伝えられていた。
そして今回、『ハリー・ポッター』が正式にドラマ化されることが明らかになった。
米時間4月12日(水)、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのプレゼンテーションがおこなわれ、動画配信サービス「HBO Max」は、「Discovery+」とサービスを統合し、「Max」に改名することを発表した。
プレゼンテーションの中で、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOであるデヴィッド・ザスラフは、『ハリー・ポッター』のドラマ化を正式に発表。「Max」で配信することを明らかにした。
Your Hogwarts letter is here.
Max has ordered the first ever #HarryPotter scripted television series, a faithful adaptation of the iconic books. #StreamOnMax pic.twitter.com/3CgEHLYhch
— Max (@StreamOnMax) April 12, 2023
「Max」の声明によると、ドラマシリーズは、1997年から2007年にかけて出版された「ハリー・ポッター」全7冊を基にし、約10年にわたる壮大なシリーズになるという。
「このシリーズは、『ハリー・ポッター』ファンが25年以上にわたって愛してきたすばらしいディテール、多くの人に愛されるキャラクター、ドラマチックなロケーションに満ちた、新世代のファンダムをリードする新しいキャストを起用します」と、新しいキャストたちによるリメイクになることを発表した。
また、「各シーズンは原作に忠実で、ハリー・ポッターとこのすばらしい冒険を世界中の新しい視聴者にお届けします。オリジナルの、古典的で愛される映画は、フランチャイズの中核であり続け、世界中で視聴することができます」と述べている。
原作者であるJ.K.ローリングは、英国の文学エージェントでプロデューサーのニール・ブレア、ルース・ケンリー・レッツらとともに、ドラマのエグゼクティブ・プロデューサーを務めることが決定。
また、『ハリー・ポッター』の長編映画全8作(2001年から2011年まで公開)の製作総指揮を務めたデヴィッド・ハイマンも、ドラマの制作総指揮の交渉に入っていると伝えられている。
ドラマ版『ハリー・ポッター』の配信日についてはまだ明らかになっていない。