2021年の映画『Rust(原題)』の銃誤射事件で、アレック・ボールドウィンに対しての起訴が取り下げられることとなった。
アレックは、2021年10月、西部劇映画『Rust(原題)』の撮影に参加。リボルバーの扱いを練習していたところ、銃が一発発射され、ジョエル・ソウザ監督が負傷し、撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが死亡した。この事件により撮影は中止となった。それから約4ヶ月後に、ハリナさんの遺族がアレックを提訴。その後、アレックは、ハンナさんの死に対する責任については否定しているが、ハンナさんの夫を含む遺族と和解に達し、今後はハリナさんの夫が映画のエグゼクティブプロデューサーとして、利益の一部を受け取ることになった。
事件から1年以上経過した先日、アレックが過失致死容疑で起訴されていたが、Deadlineの新たな報道によると、その過失致死の告発を不問とする書類を、最近任命された特別検察官が提出する予定だという。
ただし、アレックと同じく訴えられた元武器係のハンナ・グティエレス・リード氏に対する告発はまだ取り下げられておらず、今後この事件およびアレックの関与が再調査される可能性があることを意味している。
アレックの弁護士であるルーク・ニカス氏とアレックス・スピロ氏は、CNNに対し「アレック・ボールドウィン氏に対する告訴が取り下げられる決定に満足し、この悲劇的な事故の事実と状況について適切な調査を促します」とコメントを発表した。
『Rust(原題)』の撮影は再開しており、ジョエル・ソウザ監督は「ほろ苦いけれど、かつてのキャストやスタッフに加え、優秀で献身的な新しい制作チームが、ハリナと私が始めたことを完成させようと尽力してくれることに感謝しています」と述べている。
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