ディズニー最新作『ピーター・パン&ウェンディ』のあるキャスティングに、怒りの声が上がっている。
「ピーター・パン」は、1904年にスコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲および小説によって発表されて以降、映画やミュージカルそしてテーマパークのアトラクションとしても世界中で親しまれてきた。これは空を自由に飛べる少年ピーター・パンとロンドンに住む少女ウェンディら姉弟がネバーランドで冒険を繰り広げる物語で、中でもアメリカでの公開から今年で70周年を迎えるディズニー・アニメーション『ピーター・パン』は、幼いころからその物語に惹かれたというウォルト・ディズニー渾身の一作。大人なら誰しもが一度は経験したことがある、子供の頃のかけがえのないひと時がフラッシュバックするようなワクワク、ドキドキが詰まったファンタジー作品だ。そんな世界中の子供から大人まで幅広い世代に支持され、今なお愛されている小説と名作アニメーションが、今回新たなストーリーで実写版『ピーター・パン&ウェンディ』として鮮やかに生まれ変わる。
『ピーター・パン&ウェンディ』では、ピーターがウェンディとその兄弟をネバーランドに連れて行き、そこで永遠に若いロスト・ボーイズに出会う。しかし、実写版のロスト・ボーイズには、男の子ばかりではなく、女の子も加わっている。このキャスティングには、怒りの声が上がっているが、監督のデヴィッド・ロウリーはSFX Magazineの取材に応じ、このキャスティングの決定を擁護した。「映画はみんなのものであるべきで、それは映画をまったく変えるものではない。それは、誰もが一緒に育った同じ物語だ。人それぞれだけど、それは彼らの損失と言える。すばらしい映画鑑賞の経験を失うことになるよ」と批判の声を上げた人たちの意見をあまり気にしていないようだ。
ロスト・ボーイズに女の子もいることで批判の声が上がっているが、「子供時代にしがみつきたいと思うのは、小さな男の子だけではない。女の子も同じようにネバーランドのために戦うことができる」という擁護の声もある。
[PR]『ピーター・パン&ウェンディ』は、4月28日(金)よりディズニープラスにて独占配信。