結合双生児（※）の姉妹が、その生活や世間からの誤解について語っている。
※体の一部分を共有している双子
メキシコで生まれ、コネチカット州で育った結合双生児の姉妹ルピタとカルメン・アンドラーデ（22）。2人は母親のお腹の中にいるときから、わき腹から下の部分にあたる骨盤、生殖器、肝臓、そして血流を共有している。
2人はこのたび、Today.comのインタビューに応じ、結合双生児としての暮らしについて赤裸々に語った。
この中で、「もちろん、いいことばかりではない。たくさんの困難があったけれど、それでも、私たちはすばらしい人生を送っているの」と述べたカルメン・アンドラーデは、「1つの座席を共有して、映画やコンサート、飛行機で旅行にだって行くわ」と続けた。
結合双生児は、場合によっては引き離す手術が行われることもある。しかし、2人のどちらか、もしくは両方が命を落とすリスクがあるため、ルピタとカルメンはそのような手術を検討したことがないという。
2人は幼いころから、座り方や脚の使い方を学ぶための理学療法を受け、4歳のときに最初の一歩を踏み出した。現在はカルメンが右足を、ルピタが左足をコントロールしている。
生活を完全に共にする2人だが、性的指向は異なるようだ。カルメンにはダニエルというボーイフレンドがいるが、ルピタは無性愛者（アセクシャル）だ。
それでも、ダニエルとルピタの仲は良好だという。
カルメンはルピタとダニエルの関係について、「ダニエルが泊まりに来たときに、私が先に眠ってしまっても、彼はずっとルピタと話しているの」と明かしている。
また、お互いの存在がイヤになることもないと語った2人。例えば、カルメンが学校の勉強をしているかたわらで、ルピタが音楽を聴くなど、それぞれが別のことに夢中になる瞬間もあるそうだ。
