ジェームズ・キャメロン監督の1997年の名作映画『タイタニック』に子役として出演した俳優が、映画公開から約25年経った今でも印税をもらっていることを明らかにした。
『タイタニック』に当時5歳の子役として出演したのは、リース・トンプソン(現在30歳)。アイルランド人の母親、姉と共に三等船室の乗客としてタイタニック号に乗船し、沈没する際にボートでの脱出を試みるも、あえなく客室内で海に沈んでいくという役どころだった。
【動画】リースの出演シーン&インタビュー
彼は3つのシーンに登場しているが、セリフは「ママ、僕たちはいま何をしているの?」というたった一言。それでもアメリカ人の彼は、アイルランドなまりに苦労したという。当時の出演料は3万ドル(約390万円)であったが、このギャラは学費や生活費などに使ったという。
リースは昨年1月、オーストラリアのニュース番組「Network 10」に出演。そこで『タイタニック』出演による印税が今も発生しているのかと聞かれた彼は「うん、事実だよ」と認めたのだ。
その印税の金額は、年に200ドル(約2万6000円)から300ドル(約3万9000円)ほどで、小切手で送られてくるのだとか。本人は「『タイタニック』に出演したのはかなり昔のことだから不思議」だと語っている。
しかしその印税はここ数年実際には受け取っていないのだという。リースは「数年前から住所を更新していないんだ。だから小切手は送られてきてると思うけど、受け取ってはいない」と語った。
現在は米ユタ州でデジタルマーケティング・ディレクターを務めるリース。もう俳優に戻るつもりはないと話した彼は、過去の栄光にしがみつくことはないようだ。
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