トム・クルーズが祝賀コンサートにサプライズ登場し、話題となっている。
5月7日(日)、イギリス王室チャールズ国王の戴冠にともなう祝賀コンサートが、ウィンザー城敷地内で開催された。
歌手のケイティ・ペリーやライオネル・リッチーらがパフォーマンスを披露する中、あの大物ハリウッド俳優もサプライズでメッセージを寄せ、観客を沸かせた。
祝賀コンサートに登場したのは、『トップガン』や『ミッション:インポッシブル』などで知られる俳優のトム・クルーズ。
この日会場では、事前に収録したトムの映像が流された。
映像の中でトムは、第二次世界大戦で活躍したアメリカ製の長距離戦闘機「P-51」を自ら操縦。コックピットから「パイロットからパイロットへ、国王陛下、いつでも僕のウイングマン(※)になってください」と呼びかけた。
(※)隊長機と一緒に飛び、補佐する役目を持つ飛行機のこと
なお、チャールズ国王は皇太子時代、英国空軍と海軍に従事しており、映像の中ではかつてのジェームズ・ボンド役で知られるピアース・ブロスナンや、冒険家のベア・グリルスらが当時をふり返っている。
祝賀コンサートには2万人もの人々が訪れ、世界的スターたちによるパフォーマンスに酔いしれた。中でも、トム・クルーズの登場は特に多くの人々の胸に響いたようだ。
トムとイギリス王室の交流がはじまったのは、1992年のこと。トムと当時の妻ニコール・キッドマンが共演した映画『遥かなる大地へ』のプレミアにて、ダイアナ元妃と面会したことがきっかけだった。
さらに、2017年のアウトワード・バウンド財団のイベントにて、エリザベス女王やフィリップ殿下とも親交を深めたトムは、その後も、エリザベス女王の在位70周年を記念したプラチナ・ジュビリーなど、さまざまな王室関係のイベントに出席している。