チャールズ国王は、ウィリアム皇太子に何と言っていたのだろうか。
5月6日(土)、イギリス・ロンドンにあるウェストミンスター寺院で執り行われたチャールズ国王の戴冠式。
式典では、ウィリアム皇太子がチャールズ国王の前にひざまずき、忠誠の誓いを立てる場面があった。
「私、ウィリアム、プリンス・オブ・ウェールズは、あなたの命と体を守る家臣として、あなたへの忠誠、信仰、真実を誓います。神よ、我を助けたまえ」と述べたウィリアム皇太子は、チャールズ国王の王冠にふれ、ほほにキスをした。
After pledging his loyalty to King Charles, Prince William shows a rare moment of affection and kisses his father on the cheek. #Coronation pic.twitter.com/CrTUkPenKQ
— Entertainment Tonight (@etnow) May 6, 2023
このとき、チャールズ国王の口元がわずかに動いている。
どうやら、感極まったチャールズ国王は、ウィリアム皇太子の耳元で、「ありがとう、ウィリアム」とささやいていたようだ。
なお、今回ウィリアム皇太子が行った忠誠の誓いは、彼の祖父にあたるフィリップ殿下が、1953年のエリザベス女王の戴冠式の際、女王に送った言葉に敬意を表したもの。当時フィリップ殿下も、「命と体を守る家臣となる」と述べ、女王に誓いを立てていた。
この日はチャールズ国王の次男であり、ウィリアム皇太子の弟でもあるヘンリー王子も出席していたが、すでに王室を離脱していることから、兄のような大役は与えられなかった。
式典後、チャールズ国王とカミラ女王は伝統的な黄金の馬車に乗ってバッキンガム宮殿に戻ると、ウィリアム皇太子一家ら家族とともにバルコニーに登場し、戴冠を祝福する国民に手を振った。
一方、ヘンリー王子は戴冠式終了後、その足で空港に向かい、アメリカへ帰国した。戴冠式当日の5月6日は、ヘンリー王子とメーガン妃の長男アーチーくんの4歳の誕生日であったことから、なんとしてでもその日のうちに自宅に帰りたかったようだ。