マイケル・J・フォックスは、約40年前のロマンスを覚えていないようだ。
5月5日(金)、俳優のマイケル・J・フォックスは、まもなくAppleTV+で配信される自身のドキュメンタリー映画『Still:マイケル・J・フォックスストーリー』のプロモーションのため、The Sunday Times紙のインタビューに登場した。
この中で、マイケルは、1980年代にガールズ・ロックバンド「バングルズ」のボーカル、スザンナ・ホフスと交際していたことを「覚えていない」と明かしている。
Michael J. Fox doesn't remember dating Bangles singer Susanna Hoffs in the ‘80s https://t.co/pKVaZE1clK pic.twitter.com/e9acelHmDL
— Page Six (@PageSix) May 7, 2023
「(ドキュメンタリーで)あの時代をふり返ると、ただただクレイジーだったと思える」と語ったマイケルは、「僕がデートした女の子たちを見てみてよ。中には覚えていない子だっているんだから」と続けた。
さらに、「つまり、バングルズのスザンナ・ホフスと付き合っていたことも思えていないんだよね」と付け加えたマイケルは、「でも、それはほんの一例に過ぎない。そんなことは、しょっちゅうあるんだから」と過去の記憶があいまいになっていることを告白した。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や「ファミリー・タイズ」などに出演し、世界的スターとなったマイケルは、キャリア絶頂期の1991年、29歳のときにパーキンソン病と診断された。
パーキンソン病は、アルツハイマー病に次いで2番目に多い神経変性疾患(※)で、物忘れがひどくなるのも主な症状の1つだ。
(※)脳や脊髄の神経が少しずつ失われていくことで、物忘れが多くなったり、手足がうまく動かせなくなる病気
1998年にパーキンソン病であることを公表したマイケルは、2020年、セリフが覚えられなくなったことを理由に俳優業からの引退を表明している。
『Still:マイケル・J・フォックスストーリー』は5月12日(金)より、AppleTV+で配信される。