ドウェイン・ジョンソンが、うつ病との闘いを告白している。
5月9日(火)、ポッドキャスト番組「The Pivot」に出演した俳優のドウェイン・ジョンソンは、人生で味わった挫折(ざせつ)と、自身のメンタルヘルスについて語った。
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ドウェインはマイアミ大学での学生時代、フットボールプレイヤーとして活躍していたが、肩をケガしたことにより、選手生命を絶たれている。
「うつ病との闘いが始まったのは、マイアミ大学に通っているときだった。学校に行きたくなくなったんだ。準備万端だったのに。結局、中間テストも受けずに学校を辞めた」とふり返ったドウェインは、「笑える話だが、当時、なぜそんなことになったのかわからなかったんだ。メンタルヘルスというものを知らなかったから、うつ病だということもわからなかった。でもただ、その場所にいたくないと思った」と続けた。
さらに、「チームミーティングには参加せず、運動すらしなかった。ぼくたちアスリートにとって、体を動かすこと、汗をかくこと、それ自体がリフレッシュにつながるはずなのに。肩が痛くてできなかった」と語ったドウェインは、「当時はその原因がわからなかった。そして何年かして、離婚を経験したときに、同じ感覚におそわれた。そのときも、わからなかった」と、うつ状態を何度か繰り返していたことを明かした。
そのうえで「2017年、また気分が落ち込むことがあった。そのときは、病気について少し知識があってね。それに、『いまちょっと、気持ちがフラフラしてるんだ。心の中で葛藤(かっとう)があって、青じゃなくてグレーに見えている』って打ち明けられる友人たちがいた。そんなぼくに、彼らは寄り添ってくれたんだ」と述べたドウェイン。
そんな彼にとって、現在の精神的な支えは2人の娘たちであり、女の子のパパとしての生活は、心に大きな安定をもたらしているという。