新しい実写版『ストリートファイター』は、その汚名を返上することができるのだろうか。
1987年、アーケードゲームとしてカプコンから発売された、日本発の対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター」。1991年に発売された「ストリートファイター2」が世界的にヒットしたことをきっかけに、現在まで5本のゲームソフトが発売され、テレビアニメにもなった。
そのどれもが好意的に受け入れられた一方で、「大爆死」となったのが、1994年にハリウッドで製作された実写版映画『ストリートファイター』だ。
A recent development may find The Street Fighter franchise able to redeem its poorly received 1994 movie and improve its live-action record. https://t.co/CjMZUETGb3
— Screen Rant (@screenrant) May 16, 2023
『ダイ・ハード』など数多くのヒット作を世に送り出してきたスティーヴン・E・デ・スーザが監督・脚本をつとめ、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが主演し、原作に忠実に作られたこの作品。成功は間違いないとされていたにもかかわらず、散々な結果に終わった。
公開から30年近く経ったいまでも、「駄作(ださく)」として名前が上がるこの作品だが、時間の経過とともに、一部ファンを中心にカルト的な人気を集めている。
そしてついに、新たな実写版映画が製作されることになった。
先日、『DUNE/デューン 砂の惑星』や『インターステラー』などのヒット作を手がけたレジェンダリー・エンターテインメントが、カプコンと独占ライセンス契約を結び、「ストリートファイター」を実写映画およびテレビ作品として展開していくことを発表した。
レジェンダリー・エンターテイメントは、すでにカプコンと共同で、『ストリートファイター』の実写長編映画の製作に着手しているという。
この企画が成功し、ゲームという原作に真摯(しんし)に向き合う姿勢が評価されれば、確実にファンの支持を得ることができると考えられる。
実写版『ストリートファイター』が、駄作という汚名を返上する最大のチャンスがめぐってきたと言えるだろう。
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