実写版「パワーパフガールズ」が、制作中止になったことが明らかになった。TVLineが伝えている。
1990年代後半~2000年代前半にわたり、人気を博したアニメ「パワーパフガールズ」。2020年の夏に、米CWによって実写ドラマ化されることが発表され、2021年はじめ、バブルス役にディズニー・チャンネルの『ディセンダント』シリーズ出演で知られるダヴ・キャメロン、ブロッサム役にドラマ「エージェント・オブ・シールド」など出演のクロエ・ベネット、バターカップ役にミュージカル舞台のバックグラウンドを持つ女優のヤナ・ペローが決定したと報じられた。
しかし、実写ドラマ化はかなり難航することとなった。
2021年4月に撮影がスタートしたが、パイロット版(先行して制作された映像媒体)の撮影をやり直すことが明らかに。2021年以内には作り直されると伝えられたが、「スケジュールの都合」によりブロッサム役のクロエ・ベネットが降板。番組側はクロエの代わりにブロッサム役を演じる女優をさがし、また他の出演者についても再撮影のための出演交渉がなされた。
そんな実写ドラマ「パワーパフガールズ」の制作が中止となった。
今回、米CWのエンターテインメント担当社長であるブラッド・シュワルツは、TVLineの取材に対し、実写ドラマ「パワーパフガールズ」、DCの女性主人公の新ドラマ「Justice U(原題)」シリーズ、アーチー・コミックのキャラクターをベースにした「Jake Chang(原題)」シリーズのすべての制作を中止することを明らかにした。
ブラッド・シュワルツは「我々はすでにそれらをスタジオに返しました。だから彼らはそれらを制作し、どこでも販売する自由があります」とコメント。米CWで制作されることはなくなったが、権利を放棄しただけで、今後は別の局が制作する可能性があることを示唆した。