ヘンリー王子とメーガン妃は、カーチェイスが繰り広げられる前に、カメラマンたちの前を歩くことを自らの意思で決めていたという。しかしこれが「大惨事になりかけたカーチェイス」の原因になってしまったそうだ。Page Sixが報じている。
ヘンリー王子とメーガン妃は、現地時間5月16日(火)の夜、ニューヨークで2時間にわたるパパラッチの追跡劇に巻き込まれ、「非常に動揺して震えていた」という。「あわや大惨事のカーチェイス」といった報道がされていたが、その一方で、写真事務所Backgridはそれを否定していた。
ヘンリー王子とメーガン妃はこの日、イベント会場を去る際、有名な元シークレットサービスマンであるクリス・サンチェスに付き添われていた。新たな報道によると、夫妻はカメラマンの前を歩くことを決めたのだという。2人に近い関係者は「(ヘンリー王子とメーガン妃が)午後10時頃にボールルームの裏から出ることにしたのは、待機していたカメラマンに2人のショットを見せたかったからです」と話している。
「ヘンリー王子とメーガン妃は、イベントを離れるときに、写真の機会をみんなに与えることを望んでいました。それは問題ではなかったのですが、彼らはその時点から尾行されたのです」と情報筋は語っている。
2人はカメラマンの前を歩いたものの、ポーズをとるために立ち止まることはなかった。写真には、最初は笑顔で妻の手を引いていたヘンリー王子が、やがて不機嫌な表情に変わっていく様子が写っていたという。
そして、大勢の警備員は、2人がSUVに乗り込むところを撮影しようとしたカメラマンたちを阻止していた。ヘンリー王子は、この瞬間を録画していたそうだ。
この事件に関わったカメラマンのマーティン・パターソンさんは、「一般市民や警察が実際に心配するようなことは何もない。事実がそこにある」とコメントしている。
今週、CNNの取材に応じた警備のクリス・サンチェスは、この事件について「このようなことは見たことも経験したこともない。車、スクーター、自転車など、十数台の車両があった」「一般市民は何度か危険にさらされた。致命傷になりかねなかった。彼らは縁石や赤信号を飛び越えていました。ある時、彼らは(夫妻を乗せた)リムジンを塞いで、私たちが降りられるようになるまで写真を撮り始めた」と付け加えた。
しかし、Backgridは、誰も危険な目にはあっていないと述べている。