「THE IDOL/ジ・アイドル」は、傑作となるのか、駄作となるのか、その評価が大きく分かれている。
5月22日(月)、フランス・カンヌで開催されている「第76回カンヌ国際映画祭」にて、6月からU-NEXTにて配信されるドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」の2つのエピソードが初公開された。
【動画】「THE IDOL/ジ・アイドル」予告編
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会場には主演のリリー=ローズ・デップをはじめ、製作総指揮をつとめたザ・ウィークエンドやクリエイターのサム・レヴィンソンらがレッドカーペットに勢ぞろいし、作品の門出を祝福した。
公開後、会場内は5分間のスタンディングオベーションに包まれ、サム・レヴィンソンは感激し、涙ぐんだと報じられている。
人気ドラマ「ユーフォリア」を手がけたサムと、ミュージシャンのザ・ウィークエンドがタッグを組んだことから、制作発表時から注目を集めていた「THE IDOL/ジ・アイドル」。
「ハリウッドでもっとも堕落したラブストーリー」とされる本作では、ジョニー・デップの娘リリー=ローズ・デップが世界的ポップスターを演じ、音楽業界の裏側と危険な愛の形が描かれている。
ザ・ウィークエンドはかつて、この作品が自らの経験からインスピレーションを受けたものだと明かしており、ミュージシャンとしてではなく、アーティストとして、並々ならぬ熱意を持って作品作りに臨んでいると語っていた。
カンヌの会場では評価の高かったこの作品だが、ネット上は、称賛ばかりとは言えないようだ。
作品には、リリー=ローズの過激な性描写が含まれていることから、映画関係者のツイッターでは「ただただキライ」「拷問ポルノを見ているようだ」「タイトル詐欺では?」「もうリリー=ローズ・デップの裸は見たくない」といったネガティブな意見が寄せられている。
また同ドラマは、映画・ドラマの有名評論サイト「Rotten Tomatoes」でも、100%中9%という厳しい評価をつけられている。
話題の「THE IDOL/ジ・アイドル」は、U-NEXTにて6月5日から配信スタート。