マーク・ハミルが、『スター・ウォーズ』シリーズで得た経験を振り返っている。
このたび「Esquire」誌のインタビューに登場したマーク・ハミルは、父親との関係や、『スター・ウォーズ』との関わりについて語った。
マークは自身の青年時代、そして当時の父親との関係について、「父との関係には悩まされた。彼は海軍のキャリア組で、威圧的だったんだ。7人兄妹の真ん中だった僕が、怪獣映画や漫画に興味を持つのが、彼には理解できなかったようで、何度も取り上げられた」と、父と合わなかったことを明かすと、「彼は『スター・ウォーズ』にもまったく関心がなかった。彼はいずれ、僕が映画への執着を捨て、まともな仕事につくと思っていたんだよ。そんな彼は、当時大人気だったトーク番組に私が呼ばれたときに、ようやく私のことを認めてくれた」と続けた。
1977年から1983年に公開された『スター・ウォーズ』旧三部作、そして2017年の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にルーク・スカイウォーカー役として出演したマーク。
シリーズ最後の出演作となった『最後のジェダイ』の脚本を読んだ時に、「これでおしまいなんだ」と思ったと語った彼は、「自分の人生の一部であったものに、少しずつ別れを告げなければならないという感覚だった」と振り返った。
そんなルーク・スカイウォーカーだが、2020年12月に放送されたドラマ「マンダロリアン」に、若かりし頃の姿で登場している。特殊な「若返り技術」を使って実現したものだ。
これにより、周囲の人から、「またルーク役ができるようになったね」と声をかけられるようになったと明かしたマークだが、本人はあまり乗り気でないという。
「僕はそうは思わないんだ」と述べたマークは、「そもそも、若い頃のルークを描くストーリーを作る必要がないし、もしそうなったとしても、年相応の俳優を起用すればいいだけだ」と率直な思いを語った。
また、今後の『スター・ウォーズ』シリーズへの復帰の可能性について、「ルーカスフィルムで仕事する以上、すべてが機密事項だ。すべてね。だから、もし僕が何かしら関わっていたとしても、何も言うことはできない。関わっていなかったとしてもね。だから、わからないんだ。みんな同じタイミングで知ることになるだろう」と明言を避けた。