ディズニー実写映画『リトル・マーメイド』でヴィランのアースラを演じたメリッサ・マッカーシー。彼女のメイクを担当したアーティストであるピーター・キングが、最近のメイクに対する批判に反応した。
多くの「ル・ポールのドラァグ・レース」卒業生が、アースラのメイクアップアーティストにクィアを採用しなかったことを非難していたのだが、これに対し、ピーター・キングが「ばかばかしい」「非常に不快」とInsiderに語った。「なぜ私はクィアのメイクアップアーティストと同じくらい良い仕事をすることができないのですか?」とコメント。
この批判は、メリッサがアースラに変身するまでを記録した動画がツイッターにて拡散された後に始まったもの。アート・シモン、ケリー・コルビーなど多くのドラァグクイーンたちは、ピーター・キングが施したアースラのメイクを非難していた。
When you lie on your resume and end up with the job. https://t.co/wzbLiJxq7t
— Art Simone (@ArtSimone) May 18, 2023
彼は「個人的には(理解できない)」と付け加えている。「そう、私はかなり年をとったから、それでいいんだ」と話し「でも、メイクアップアーティストやメイクアップデザイナーがメイクをデザインすることもできるんだ。彼らは自分たちがやっていることの本質に執着する必要はない」と付け加えた。
また今回のアースラは、ドラァグの伝説的存在であるディヴァインがモデルとなっていることでも注目されていた。作曲家のアラン・メンケンは、4月のEntertainment Weeklyのインタビューで、このキャラクターのインスピレーションを認めている。
If drag queen Divine were still alive, John Waters and Jeffrey Schwarz agree he unequivocally would have wanted to play Ursula in the live-action movie.
"He didn’t want an homage, he wanted to be it. I’m sure he would want to play that part," Schwarz saidhttps://t.co/WNW2QZnRuL
— TIME (@TIME) May 28, 2023
さらに、メリッサ・マッカーシーは、今回の役作りのために、ドラァグクイーンについて研究したと語っていた。「私はドラァグショーとその芸術とエンターテイメントの大大大ファンなの」。