米スターバックスがアイスドリンクには欠かせない“アレ”の変更を発表し、ファンが不満をあらわにしている。
人気コーヒーチェーンの「スターバックス」は先日、これまで使用していた【キューブ型の氷】の使用をやめ、キューブ型よりも小さな【ナゲット型の氷(一口サイズの氷)】に変更することを発表した。
スターバックスの広報担当者は、米New York Post紙に対し「スターバックスのバリスタと顧客のためのスターバックスの体験の革新と投資を続けている中で、今年から一部の店舗でナゲット状の氷を作る新しい機械を導入している」と述べたという。
「最近の多くの投資と同様に、この機械(の導入)によって、バリスタはスターバックス体験の提供に集中でき、顧客が期待するおいしくてハイクオリティなアイスドリンクを手作りできる」
★日本の「スターバックス」のドリンク写真↓↓
氷の変更は、これから数年に渡り、冷たい飲み物の注文が多い店舗を優先に導入されていくという。
ナゲット型の氷は、キューブ型に比べて明らかに小さいものの、密度が高く、クラッシュアイスのような形をしている。
米New York Post紙によれば、スターバックスの従業員とされる人物が掲示板サイト「Reddit」に投稿したスレッドが話題になったことで、氷の変更に関するウワサが急速に広まることになったという。
この匿名の従業員は、ナゲット型の氷を称賛する写真を投稿。「新しい氷のテストを行っている3つのカフェ店舗のうちの1つ」とコメントした。
この投稿が発端となり、ナゲット型とキューブ型の氷のどちらが良いかについて、熱い議論が巻き起こる事態となっている。
ナゲット型の氷の導入に否定的なユーザーからは「レシピはこのタイプの氷には適していない。この氷は非常に早く溶けて、コーヒーの味や甘さを薄めてしまう。フラペチーノの食感もおそらく大きく異なるだろう」「今の氷が完ぺきだと思うんだ。コーヒーが飲みやすくなるから、追加の氷を頼むくらいだよ。ナゲット型の氷は、個人的にはソーダやただの氷水に向いていると思う」といった声が寄せられている。
また他のユーザーたちも「あのタイプの氷は大嫌いだ」と憤慨。「溶けるのがはやすぎるし、透明な氷じゃない。もし犬用の氷がほしいなら、家の冷蔵庫から取ってくるよ」「怖いな…。私はラテに氷を追加しているから」「いま現在の比率が好き。だから変化を恐れているよ(笑)」とのコメントを残した。
否定的な意見が続出しているものの、氷の変更を支持するユーザーも少なからずいるようだ。
このウワサはTikTokでも広まっており、コメント欄でも同様の議論が続いている。
スターバックスは、この議論に対して「テスト期間中にナゲット型の氷を試したカスタマーからは、大きく前向きな反応を得た」と、氷の変更に自信があることを強調している。
なお、スターバックス社は2030年までに水の使用量を半分に減らすことを目標に掲げており、新しい製氷機は従来よりも水の使用量が減ると言われている。