ライアン・ゴスリングが、ケン役への批判に反論している。
2023年夏に公開が予定されている映画『バービー』にて、主人公バービーのボーイフレンド、ケンを演じている俳優のライアン・ゴズリング。
しかし、この映画の予告編が公開されて以降、ネット上ではライアンが演じたケンについて、「年をとりすぎ」「おじいちゃんみたい」といった、ネガティブな意見が目立っている。
そんな中、GQ誌のカバーインタビューに登場したライアンは、ケン役に寄せられる批判的なコメントについて、「そうだね、もしぼくみたいなケンはイヤだ、という人がいるのなら、他にもケンはたくさんいるからね」と気にしていない様子を見せた。
He's just Ken!
📸 Ryan Gosling photographed by Gregory Harris for GQ's Summer Issue: https://t.co/s5F9AAGi8P pic.twitter.com/rqKrtywvzy
— GQ Magazine (@GQMagazine) May 31, 2023
さらに、「おもしろいよね」と口にしたライアンは、「『#notmyken(私の好きなケンじゃない)』なんて声が広がってるけど、そもそもみんな、こんなにケンについて考えたこと、これまでなかったでしょ?」と、これまでバービーのボーイフレンドとしてしか認識されてこなかったケンに、意外な注目が集まっていることを指摘した。
その上でライアンは、「みんな、これまでそれでよかったんだ。彼は『何もしない人』。そういうものだった」と述べると、「なのに突然、『これまでずっとケンのことを気にかけてきたのに!』なんて。そんなはずはない。気にかけたことなんかないだろ。バービーとケンの間に肉体関係はない。そこがポイントだ。もしこれまで、本当にケンのことを気にしていた人がいたとしたら、その人は、今までケンのことを気にした人なんていないってことをわかっているはずだよ。この議論によって、ニセのケンファンがあぶりだされる。だからこそ、彼のストーリーが必要なんだ」と訴えた。
なお、ライアン本人はこの騒動を笑って受け止めていたという。
ライアンはインタビューの中で、「ぼくもいまや、彼のことをものすごく気にかけている。彼の代理人になった気分だ。ケンが授賞式に来られなかったから、ぼくが代わりに受け取ることになるんだろうね」と明かした。