ヘンリー王子とメーガン妃は、もう「何も言うことがない」状態のようだ。
一部メディアにて、ヘンリー王子夫妻が今後、回顧録の続編の出版や暴露インタビューへの出演、大規模ドキュメンタリーへの参加を取りやめていると報じられた。
ある情報筋はイギリスのThe Sun紙に対し、「彼らの人生における、そのような期間は終わった。もう、言い残していることはないだろう」と語り、夫妻が今後、スポットライトを浴びるような場所には出ないつもりでいると明かした。
ヘンリー王子とメーガン妃は、2020年にイギリス王室のシニアロイヤルを離脱。この騒動は、「メーガン」と「イグジット(脱出)」をかけ合わせて「メグジット」と呼ばれ、センセーショナルに報じられた。
その後、アメリカに移住した夫妻。移住後は大物司会者オプラ・ウィンフリーとの対談番組やネットフリックスのドキュメンタリー番組に出演。積極的に露出しては、王室の内情を暴露してきた。
特にオプラ・ウィンフリーとの対談で夫妻は、王室メンバーの1人が、当時メーガン妃のお腹の中にいた長男アーチーくんの「肌の色」を懸念(けねん)する発言をしたと告白。人種差別ではないかとして、夫妻に同情が集まった。
しかし近年、潮目が変わり始めた。王室離脱の理由の1つが「プライバシーの確保」であったにもかかわらず、メディアに出続ける夫妻を揶揄(やゆ)し、ブラックユーモアが特徴のアニメ番組「サウスパーク」がエピソード化した。
番組が放送されるやいなや、ネット上には、「サウスパークよくやった!」「これ考えた人天才!」と、好意的に受け入れる声が相次いだ。
最近では、夫妻がニューヨーク・マンハッタンで授賞式に出席した際、パパラッチに執拗(しつよう)に追いかけられてカーチェイスに発展し、「大惨事になる可能性があった」として非難声明を発表。しかし、その後、写真エージェンシーが「カメラマンの道具はカメラのみ。相手を傷つけ、危険な目に合わせる意図などあるはずがない」と反論し、夫妻は苦しい立場に立たされている。