女優のドリュー・バリモアは、スティーヴン・スピルバーグが唯一の親代わりであったとニューヨーク誌に語った。
ドリューといえば、スティーヴン・スピルバーグがメガホンをとり、1982年に大ヒットしたSF映画『E.T.』に出演。本作が瞬く間に大ヒットし、歴代最高興行収入を記録して一躍脚光を浴びた時、彼女はまだ7歳だった。
ドリューはニューヨーク誌のインタビューで波乱万丈の子ども時代と、彼女を支えたスピルバーグ監督とのキズナを振り返った。彼女は監督を「現在まで私の人生で唯一、親のような存在だった」と語っている。
ドリューに「魔法をかけ続ける」ため、撮影がない時でも、E.T.を操作する人を雇っていたというスピルバーグ監督。彼女がE.T.と一緒に昼食をとり、彼女が秘密を打ち明けたときにE.T.が反応するように、アシスタントが待機していたのだという。
ドリューは母親に育てられ、父親はアルコール依存症で、幼い頃に母親の元を去ったと語っているように、不安定な子ども時代を過ごしたが、スピルバーグ監督は彼女にとって「平穏の道標」であったという。彼女は週末に彼の家に泊まり、彼が『E.T.』のキャラクターにちなんでガーティーという名の猫を飼ってくれたことを明かした。
また彼女は監督に「お父さんになってください」と頼んだことがあるが、彼は断ったのだという。
監督は「彼女は就寝時間を過ぎても起きていて、ウワサに聞くだけの場所に行き、幼少期を奪われたような生活を送っていました」とは語っている。「しかし、私は彼女の父親ではないので、とても無力感を感じました」と当時の心境を明かしている。その後、スピルバーグ監督は、彼女のゴッドファーザーになることに同意したという。
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