先日、飛行機の墜落事故で、約40日ぶりにアマゾンで発見・救出され世界的に話題となった4人の子供たちの母親が、墜落後数日間は生きていたことがわかった。
米CBSによると、事故が起こったのは5月1日のこと。子供4人と彼らの母親、そしてほかの大人2名を乗せた小型飛行機は、南米コロンビアにある村アララクアラから同国の町サン・ホセ・デル・グアビアーレに向かっている際、単発エンジンが故障し、墜落してしまったという。
懸命な捜索活動の結果、レスリー・ジャコボンヘール・ムクトゥイ(13)、ソレイニー・ジャコボンヘール・ムクトゥイ(9)、ティアン・ラノケ・ムクトゥイ(4)、クリスティン・ラノケ・ムクトゥイ(11カ月)の4名が、約40日ぶりに救助された。
米People誌が新たに報じたところによると、彼らの母親であるマグダレナも飛行機が墜落してから4日間ほどは生きていたことを、兄妹の最年長者であるレスリーが明かしたという。
彼らの母親がどのようにして息を引き取ったかは現時点で不明だが、子供たちの祖父であるフィデンシオ・バレンシアによると、子供たちの経過は良好なようで、現在は食事をとったり、ストレス発散のため絵を描いたりしているという。
またバレンシア氏は、子供たちはジャングルにいる間、ヘビや危険性のある生物との接触を避けるため木の幹に隠れていたとも述べている。
なお、奇跡の生還について、コロンビアの大統領グスタボ・ペトロ氏は、子供たちが40日間も生き延びることができたのは、「先住民である家族からの学びとジャングルの生活での学び」のおかげであると、米CNNに語ったという。
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