人気映画『ハリー・ポッター』シリーズのポモーナ・スプラウト先生役で知られるミリアム・マーゴリーズ(82)が、イギリス版「VOGUE」で、ヌードを披露した。
毎年6月は「プライド月間」として、世界各地でLGBTQ+の権利を啓発するための活動が行われる。そして今回、イギリス版「VOGUE」のプライド号に、LGBTQ+コミュニティーの一員として知られるミリアム・マーゴリーズが登場し表紙を飾った。
誌面の中でミリアムは、大胆なヌードを披露。胸の部分はケーキで隠され、カメラ目線で満面の笑みを披露している。
ミリアム・マーゴリーズは、1960年代にレズビアンであることをカミングアウトし、つねに自分らしさを貫いてきたことで知られてる。
インタビューの中でミリアムは「ありのままの自分でいることを恐れなければ、強い立場でいれるのよ」「私たちはみんなとても不安なの。多くの場合、人々はおびえている。私がいつも心がけているのは、人々がもっとリラックスして、自分自身を良く感じるようになり、人々の拷問を少しでも和らげようとすることなの」と、ポジティブに語った。
また、ミリアムは「ゲイであることを恥じたことはない」と語る。「それは私自身であったから、犯罪ではないとわかっていたわ」と、イギリスで社会的タブーであった時代に、ゲイであることを公言したことを振り返った。
そんな前向きなミリアムだが、両親にカミングアウトしたことを後悔しているという。
「それは両親を傷つけてしまった。私は人を傷つけたくないから」と明かしている。その後ミリアムの母は、ミリアムに対し「二度と女性とセックスしない」と誓わせ、両親が彼女のセクシュアリティを受け入れることはなかったという。それでもミリアムは両親のことを愛し続けたと明かしている。
ミリアムは、キャリアの初期に出会った現在のパートナー、ヘザー・サザーランドと54年間連れ添っており、2人はシビルパートナーシップ(法的に承認されたパートナーシップ関係)を結んでいる。
「私たちは、自分たちの人生を縮めることなく送ることができた。私は彼女に何かをあきらめてほしくなかった。そして、私も何もあきらめたくはなかった。私は自分のケーキがほしかったし、それを食べることもしたかった。そして今のところ、うまくいっているわ」
最後にミリアムは「私はゲイであることが好きよ、ストレートになりたいとは思わないわ」と言って締めくくっている。