キャリー・フィッシャーの死から7年、彼女の遺作が、ついに公開されるようだ。
『スター・ウォーズ』シリーズにて、レイア・オーガナ役を演じ、世界中のファンを魅了した女優キャリー・フィッシャー。
2016年12月27日、心臓発作によりとつぜんこの世を去った彼女だが、亡くなる6週間前に、映画『Wonderwell(原題)』の撮影を終えていたことがわかっている。
そして7年の時を経て、キャリーの遺作となった『Wonderwell』が、6月23日よりデジタル配信されるという。
EXCLUSIVE: Carrie Fisher’s last movie Wonderwell is finally getting released after a “perilous” seven-year journey to screen https://t.co/Yhx35VDqcQ
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) June 14, 2023
『Wonderwell』は、現代のイタリアとファンタジーの世界を舞台に、好奇心旺盛な12歳の少女ヴァイオレットの旅を描いた物語。
監督のヴラド・マーサヴィンは、公開まで7年かかった理由について、キャリーの突然の死や、新型コロナウイルスの感染拡大、視覚効果の課題などで予算が膨れ上がったことが影響したと明かしている。
その上で、ヴラド・マーサヴィン監督はDeadline紙に対し、「いまこそ、ヘイゼル(同作でのキャリーの役名)を演じるキャリーの、魔法のような時間をスクリーンで共有する絶好の機会です」と語り、「キャリーは撮影中、ずっとハツラツとしていました。撮影地のイタリアで、彼女の60歳の誕生日を一緒にお祝いしたほどなんですよ。その日の撮影は夜中の2時まで続いていたのですが、彼女はチーム全員を招待して、一緒にお祝いしたのです。パーティーがうるさすぎたのか、警察が来てお開きになりましたが。それだけに彼女の死は、チーム全体にとって非常にショックなものでした」と付け加えている。
『Wonderwell』には、シンガーのリタ・オラや俳優のネル・タイガー・フリー、セバスチャン・クロフトらも出演している。
リタ・オラはキャリーとの共演について、「一緒に仕事をしたことは、決して忘れることのできない経験の1つ」と語っている。