アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの法廷バトルは、一体いつまで続くのだろうか。
Vanity Fair誌の最新号では、特派員のマーク・シールが、2008年にこの元夫妻が購入したワイナリー、シャトー・ミラヴァルをめぐる法廷バトルについて特集している。
この中では、夫妻の元不動産ブローカーやビジネスパートナー、セキュリティスタッフ、家族を知る関係者などが、結婚生活の裏側や裁判について語っている。
そもそも2人が離婚に至ったキッカケについて、アンジェリーナ・ジョリーは、泥酔したブラッド・ピットが、プライベートジェット機内で子どもたちに暴力をふるったためだと主張している。
このトラブルについてはFBIも捜査に入っており、最終的にブラッド側に過失はなかったと結論づけられた。
警備員はそんなブラッドについて、「彼が酔っ払う姿など見たことがない」と証言。一方、関係者からは、「ブラッドは酒を飲むと、攻撃的で手が負えなくなった」という正反対の意見もあった。
また、アンジェリーナはシャトー・ミラヴァルに関する裁判の中で、ブラッドから上記のトラブルについて「口外しないように」と、NDA(秘密保持契約)を結ぶよう要求されたと主張している。
一方、ブラッド側はこのNDAについて、「ビジネスに関する標準的な予防措置だった」と述べており、双方の主張は真っ向から対立していた。
そんな中、アンジェリーナが、自身が所有していたミラヴァルの株式をブラッドに無断でロシアの億万長者に売却。
「相手の同意なしにミラヴァルの株を売却しない」と約束していたと主張するブラッドにとって、アンジェリーナのこの行為は寝耳に水だった。
6月1日(木)、ブラッドは、アンジェリーナと彼女の株を買い取ったロシア人オーナーに対して、売却を撤回させるべく訴訟を起こしている。
ある関係者はドロ沼化する2人の法廷バトルについて、「これはセレブの離婚の話ではなく、いやがらせの話だ」と述べると、「ブラッドは虐待するような人間ではない。あのニュースには、みんなショックを受けた。でも、それ以上に悲惨だったのは、その後に起こったことだ。ブラッドは、彼がもっとも愛する人たち、つまり子どもたちから、疎外されてしまった」と付け加えている。