ヘンリー王子とメーガン妃が、Spotifyとの契約を終了させたことがわかった。
2020年にイギリス王室を離脱し、現在はアメリカで暮らすヘンリー王子とメーガン妃夫妻が、ポッドキャスト番組の独占配信契約を結んでいた音楽ストリーミングサービス大手Spotifyから離れる決断をした。
Spotifyでは、昨年8月から12月まで、メーガン妃がゲストを招いてさまざまな「ステレオタイプ」について議論するポッドキャスト番組「Archetypes」を配信していた。この番組にはテニスプレーヤーのセリーナ・ウィリアムズや世界的シンガーのマライア・キャリーらがゲストとして招かれ、配信スタート時は人気ランキングでナンバー1を獲得、「ピープルズ・チョイス・アワード」も受賞するなど、注目を集めていた。
今回、夫妻の契約が終了したと報じられたのは、「Archetypes」のシーズン2制作がなくなったというニュースがもたらされた直後だ。最初に報じたのはウォール・ストリート・ジャーナル紙だった。
6月15日(木)、ヘンリー王子夫妻とSpotifyは共同声明を発表。「Spotifyとアーチウェル・オーディオ(※)は、別々の道を歩むことで合意しました。我々は、ともに1つの番組を作り上げられたことをほこりに思います」とつづっている。
※ヘンリー王子とメーガン妃よるポッドキャスト番組制作会社
Deadline紙が報じたところによると、ヘンリー王子とメーガン妃はSpotifyとの契約で2000万ドル(約28億円)もの報酬を得たという。
またこの記事には、夫妻が、「コンテンツにとって、よりよいホームとパートナーを見つけるため、他の取引を探っている」と記されており、夫妻のポッドキャスト番組が将来的に別のプラットフォームに移る可能性を示唆(しさ)している。