6月16日(金)より世界同時公開されているDC映画『ザ・フラッシュ』。しかし、TMZによるとアメリカでは興行的に不安定なスタートを切ったという。
報道によると、この映画は、米国内で約2450万ドルの興行収入にとどまり、少なくとも7000万ドルという前評判には届かなかったという。本作は、2億2,000万ドルの初期予算で公開されたにもかかわらず、シネマスコアも低く、アメリカの観客からの評判も散々だったようだ。
しかし、この数字は、主演俳優のエズラ・ミラーの論争や犯罪疑惑による、この映画を取り巻く反発に起因していると思われる。
Daily Mail紙によると、DCフランチャイズの忠実で熱心ないくつかのファンは、近年、エズラが何度も逮捕され、一連の不穏な疑惑があることに関して、『ザ・フラッシュ』をボイコットすることを以前に宣言していた。
エズラといえば、『ザ・フラッシュ』のプレミアに登場。エズラが公の場に姿を現したのは数年ぶりだった。エズラが笑顔でイベントの写真撮影に応じる姿はすぐにSNSにて話題となり、「マジで?エズラ・ミラーは自分の行動に何の影響もないの・・?」「ただただ(事件を)忘れるしかないのか?」「ショック」という声のほか、「2億2千万ドルの予算のすべてがエズラ・ミラーの弁護士費用に使われた」などのジョークもツイートされていた。
Ezra Miller takes the carpet for #TheFlash premiere in Los Angeles pic.twitter.com/osdZl8fM0n
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) June 13, 2023
一方、アンディ・ムスキエティ監督は、エズラがフラッシュを演じることができる唯一の俳優であると主張。続編の可能性がある場合、おそらくエズラがまた演じるだろうと主張し、スタジオはエズラを支持しているようだ。