沈没船タイタニック号の探索ツアーで行方不明となった潜水艇タイタン。運航会社オーシャンゲートCEOであるストックトン・ラッシュは、タイタンが安全であることを人々に信じ込ませる才能があった。Insiderが報じている。
業界の専門家によれば、オーシャンゲート・エクスペディションズのCEOであるストックトン・ラッシュは、タイタン潜水艇を支援するよう有力者を説得する能力を持っていたのだという。
ラッシュは先週、沈没船タイタニック号の探索ツアーで潜水中に死亡した5人の乗客の1人だった。捜索救助チームによって発見された破片は、この船が壊滅的な爆発に見舞われたことを示唆していた。
タイタンの事故で亡くなった乗客のポール=アンリ・ナルジョレの友人であるパトリック・ラヘイは、ラッシュには潜水艇の安全性について人を説得する才能があったとタイムズ紙に語った。「彼は危険を知り、理解している人でさえ納得させることができた」とコメント。
さらに金融業者のジェイ・ブルームは、ラッシュから、彼と彼の息子のために25万ドルではなく15万ドルの比較的安いオファーを持ちかけられたという。ブルームは、ラッシュに対して安全性の問題を提起しようとしたが、彼は「道路を横断するよりも安全だ」と言ったという。
「明らかにリスクはありますが、ヘリコプターで飛んだり、スキューバダイビングをするよりはずっと安全です。この35年間、軍用以外の潜水艇で負傷者が出たことは一度もない」とも言われたと明かした。ブルームはフェイスブックの投稿に「彼は自分の言っていることを本当に信じていたのだろう。しかし、それは大きな間違いだった」とつづった。
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