スコットランド出身のシンガーソングライター ルイス・キャパルディ(26)が、ライブ中に声が出なくなるというハプニングに見舞われた。
ルイスは6月24日、イギリスのピルトンで開催された大規模野外フェス「グラストンベリー・フェスティバル」に出演。パフォーマンスは1時間に渡り行われたというが、その終盤、声の不調を訴えたという。
英The Mirrorによると、ルイスは自身のコンディションについて「正直に言うと、僕の声がでなくなってきているんだ。だけど、僕たちは(パフォーマンスを)続けるし、最後までやるつもりだ」と打ち明けると、観客に対し「みんなには、僕と一緒にできるだけ大きな声で歌ってほしいんだけど、それで良いかな?」「ちゃんと歌うことができなくても良いなら、あと2曲演奏するよ」と話しかけたという。
その後、観客がルイスに代わり彼のヒット曲「Someone You Loved」を歌うと、ルイスは思わず涙を流したそうだ。
Special moment at #Glastonbury as the crowd help Lewis Capaldi ❤️pic.twitter.com/tW8UxM6FW5
— Dan Walker (@mrdanwalker) June 24, 2023
We love you Lewis Capaldi ❤️
Glastonbury crowds are the best. pic.twitter.com/x6ZnIIgRpP— BBC Radio 1 (@BBCR1) June 24, 2023
ルイスはトゥレット症候群(※)や、不安障害などメンタルヘルス上の問題を抱えており、今月初め、2ndアルバム「Broken By Desire To Be Heavenly Sent」のプロモーション中、回復のため休養することを発表。「グラストンベリー・フェスティバル」までのツアー日程をすべてキャンセルしていた。
※首や肩などを動かす動作(運動チック)や、まばたきや咳などの音声(音声チック)を突発的に繰り返してしまう精神神経疾患の一つ。
なお、ルイスは同フェスでのステージ終了後、自身のメンタルヘルスのためにさらに休養を取ることを発表したという。
「これから数週間、さらに休むことになりそうだ。だから、おそらく今年の残りは僕を見ることはあまりないだろう。だけど、僕が戻ってきたとき、きみたちに会えたとき、まだ僕らのことを見たいと思ってくれると良いな」