『リトル・ミス・サンシャイン』や『キャッチ=22』などで知られるオスカー俳優アラン・アーキンが、亡くなった。89歳だった。Peopleなど各メディアが報じている。
アランの息子であるアダム、マシュー、アンソニーは、Peopleに対し「私たちの父は、アーティストとして、また一人の人間として、類まれな才能を持った自然の力でした」「愛すべき夫であり、父親であり、祖父であり、曾祖父でした」とコメントし、この悲しいニュースを認めた。
また、コメディアンのジェイソン・アレグザンダーもツイッターを更新し、「とてもすばらしい、独創的なコメディの声。そして、私が彼の前にいた数少ない機会において、彼は親切で寛大な魂を持っていた」とコメント。「そして、彼の輝かしい仕事から得た笑いは無限のようだ。安らかにお眠りください」と続けた。
#ripAlanArkin Such a wonderful, original voice for comedy. And on the few occasions I was in his presence, a kind and generous soul. I learned so much from watching him. And the laughs I got from his glorious work seem endless. May he rest well.
— jason alexander (@IJasonAlexander) June 30, 2023
アランといえば、2015年11月、軽い脳卒中で入院していたことが当時報道されていた。
アランは受賞歴のある俳優で、ブロードウェイでキャリアをスタートさせ、1961年に 「From the Second City 」でデビューした。その2年後、「Enter Laughing」でトニー賞を受賞・1975年には「サンシャイン・ボーイズ」で2度目の受賞を果たした。
スクリーンでも活躍していたアランは、2006年に『リトル・ミス・サンシャイン』の助演でオスカーを受賞し、40年前の『アメリカ上陸作戦』ではゴールデングローブ賞を受賞した。
最近では、2018年から2021年まで『コミンスキー・メソッド』でノーマン・ニューランダーを演じ、「ボージャック・ホースマン」でJ.D.サリンジャーの声を務めていた。