ジェイダ・ピンケット・スミスが、家族に幻覚剤の使用を勧めていたことがわかった。
先日、デンバーで開催されたサイケデリック・サイエンス学会に出席したのは、俳優ウィル・スミスと女優ジェイダ・ピンケット・スミス夫妻の息子で、ラッパーのジェイデン・スミスだ。彼はこの中で、自身の母、ジェイダが、家族に「サイケデリック・ドラッグ」を勧めた最初の人物であったことを明かした。
Jaden Smith opens up about his mom, Jada Pinkett Smith, introducing him to psychedelics. pic.twitter.com/F0KmhwpJfd
— E! News (@enews) June 28, 2023
サイケデリック・ドラッグとは、マジックマッシュルームとも呼ばれるシロシビン、アヤワスカ、LSD、MDMAといった幻覚剤のこと。アメリカ国内ではそのほとんどが違法だが、一部では向精神薬として不安障害などの治療に利用するための研究が進められている。
ジェイデン・スミスは学会の中で、「家族のために最初の一歩を踏み出したのは、じつは母だったんだ」と告白。「本当に、本当に長い間、使っていたのは彼女だけだった。でも、やがてだんだんと広まっていって、みんながそれぞれのやり方で取り入れるようになった」と続けた。
そのうえで、ジェイデンは、このドラッグを使用することにより、異母兄弟を含む家族と、深い関係を築くことができたと明かしている。「兄弟はよくケンカをするし、言い争いだってするものだろ。僕たちもそうだった」とふり返ったジェイデンは、「でも、ドラッグが効いているときも、そうでないときも、彼らから愛と情を感じることができた。それは、とても深く、美しいものだったんだ」と付け加えた。ジェイデンは、ドラッグの効果により、兄弟ゲンカも乗り越えられるようになったと語っている。
なお、ジェイダは過去に、うつ病と闘っていたことを告白している。さらに、この病に打ち勝つため、サイケデリック・ドラッグを使用したことも認めていた。当時ジェイダは、「誰にでもうまくいくものではないと思う」と述べた上で、「私は長い間、うつ病と闘ってきた。植物由来のドラッグを使った治療法は、気分をよくしてくれるだけでなく、そもそもどうしてうつ病になったのかという問題も解決してくれるの」と語っていた。