ハラスメント抑制命令が解除されたことを受け、エズラ・ミラーが声明を発表した。
俳優のエズラ・ミラーは、当時12歳の少女との不適切な関係と、少女の家族を脅迫したことで告発されていた。エズラが刑事責任を問われることはなく、現在一時的に、ハラスメント抑制命令が解除されているが、彼の弁護人は、そもそもこの命令事態が、「事実と異なる申し立てに基づくもの」だと主張している。
エズラは23歳のとき、ノースダコタに暮らす当時12歳だった少女トカタと出会い、意気投合。2年後の2017年、エズラは14歳の彼女を自身が出演している映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の撮影地であるロンドンに連れていき、アルコールとLSDを提供したとされていた。
その後、トカタは学業をおろそかにするようになり、エズラと行動をともにするように。2022年1月、トカタの両親は、彼女を迎えにバーモント州にあるエズラの自宅に向かったが、トカタは貴重品が取り上げられていたうえ、暴行の跡も確認されたという。
一度は自宅へ連れ帰られたトカタだが、すぐにエズラの元に戻ってしまう。昨年3月には、2人がハワイにいるところも目撃された。一連の騒動を受けトカタの両親は、「エズラは思春期のトカタを支配するために、暴力、脅迫、暴力の脅威、妄想、薬物を利用した」と主張し、裁判所に訴えた。
そしてこのたび、そんなエズラに出されていたハラスメント禁止命令が一時的に解除された。エズラはこの中で、ファンや支援者に感謝するとともに、命令が出されたこと自体が不当なものだったと反論している。
エズラの声明文は以下の通り(一部抜粋)
私は今日の結果に勇気づけられており、この命令制度のひどい悪用を確実に阻止しようと私のそばで尽力してくださったみなさんに、いま深く感謝しています。
保護命令は、危険にさらされている個人、家族、子どもたちに安全を提供するものであって、注目や一時の名声、あるいは復讐の道具として使用するためのものではありません。私はそんな操作的で破壊的な行為の前歴を持つ個人によって、直接的にターゲットにされたのです。(中略)
今後は、私自身の健康を維持し、この試練が私や身近な人々にもたらした巻き添え被害を回復させるべく、できる限りの努力を続けてまいります。