ヘンリー王子は、自分たちの「独立」がうまくいっていないのは、外部環境によるものだと考えているようだ。
ロサンゼルスのある情報筋がこのたび、Daily Mail紙のインタビューに応じ、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が、「本当に運が悪かったと思っている」と明かした。この情報筋によると、夫妻は新型コロナウイルスの感染拡大や経済不況、フィリップ殿下やエリザベス女王の死去が、王室離脱後に自分たちのキャリアを築こうとする夫妻の試みを妨げたと考えているという。
ヘンリー王子とメーガン妃は、2020年1月にイギリス王室のシニアロイヤルとしての役割から退くことを発表。その数カ月後、アメリカに移住するとほぼ同時期に、世界は新型コロナウイルスによるパンデミックにおちいり、外出自粛を余儀なくされる事態となった。
2021年3月、夫妻は大物司会者オプラ・ウィンフリーのインタビューに応じ、王室内で人種差別的な発言があったこと、父チャールズ皇太子(当時)、兄ウィリアム王子(当時)との間に深いミゾがあることなどを暴露した。放送直後こそ夫妻に同情的な声が寄せられたが、その1カ月後に、ヘンリー王子の祖父にあたるフィリップ殿下が死去。インタビューの話題は薄れてしまった。さらに、2022年8月にはメーガン妃が単独司会をつとめるポッドキャスト番組「アーキタイプス」がスタートしたが、その翌月にエリザベス女王が亡くなり、世界の注目はそちらへ移った。
最終的に、ポッドキャストを契約していた大手ストリーミングサービスSpotifyとは、この1番組のみで契約終了。夫妻は今後、他のプラットフォームでのポッドキャスト展開を模索しているとされている。
王室離脱後から苦戦が続いているヘンリー王子とメーガン妃。今後は、ネットフリックスでのドキュメンタリー制作などで巻き返しを狙っているようだ。