レオナルド・ディカプリオとジェフ・ベゾスが、アマゾンに投資しようとしていることがわかった。
Variety誌が報じたところによると、俳優のレオナルド・ディカプリオと、ECサイト大手Amazonの創業者ジェフ・ベゾスは、ブラジルの保護区と先住民の領土の拡大・管理を支援する活動を行う「Protect Our Planet チャレンジ」に参加し、2億ドル(約289億円)を投じるという。この資金は今後4年間でブラジルの支援に当てられ、アマゾンの森林破壊防止措置に役立てられる。
今回の支援活動には、ディカプリオが立ち上げた自然保護非営利団体「Re:wild」と、ベゾスが婚約者のローレン・サンチェスとともに立ち上げた基金「ベゾス・アース・ファンド」に加え、ブラジルの環境大臣、先住民担当大臣、さらにアマゾン内の9州が協力しているとされている。
ディカプリオは投資について、米ピープル誌に対し、「私たちは、野生生物にとって、地球上でもっとも重要な場所の1つであるアマゾンを保護する、というブラジルの野心的な目標に刺激を受けており、『Protect Our Planet チャレンジ』を通じてこうした取り組みを支援できることに、非常に感激しています」とのコメントを発表した。
また、ベゾス・アース・ファンドのクリスティアン・サンペールも、「アマゾンは、世界の生物多様性と気候の将来にとってきわめて重要であり、ルラ大統領とブラジル政府がアマゾン保護を約束したことを歓迎します」と述べている。
彼らのゴールは、森林伐採ゼロを誓約することによって、アマゾンの熱帯雨林がさらに破壊されることを防ぐことだ。これには、アマゾンにある1億4500万エーカーの未指定公有地を保護すること、既存の保護地域の管理を改善すること、さらに先住民コミュニティの権利を守ることが含まれている。