あの人気映画のセットに雷が落ち、一部が失われたことがわかった。
このたび、雷の直撃により燃えてしまったのは、2003年に公開されたユアン・マクレガー主演のファンタジー映画『ビッグ・フィッシュ』の撮影で使用されていた架空の町「スペクター」のセットの一部だ。米アラバマ州エルモア郡にあるプライベートアイランド「ジャクソン・レイク島」に建設されたこのセットは、映画の撮影終了後、ジャクソン・レイク・アイランド社が管理。人は住んでいないものの、ヤギが生息しており、定期的に観光地として利用されてきた。
One of the houses created for Tim Burton's 'Big Fish' burns down after lightning strike https://t.co/mrSygfroLD
— The Hollywood Reporter (@THR) July 5, 2023
7月3日(月)ジャクソン・レイク・アイランドが発表したところ、スペクターのセットに落雷があったことで1軒の家が燃えてしまったものの、ケガ人はおらず、ヤギも教会の下にいて無事だったという。同社はさらに、この地区の消防局にも感謝の言葉を述べた。そして翌日4日、公式フェイスブックを更新した同社は、「スペクターの家の1つを失った次の日の朝です。町の残りの部分は問題なく、通常通り営業しています」と報告している。
スペクターは、『ビッグ・フィッシュ』内で主人公エドワード(演:ユアン・マクレガー)が迷い込む幻の町。映画のために建設されたこの町には、いくつもの家、教会、靴が引っかかった電線などが存在する。ストーリーは、主人公が荒れ果てたこの町を再建するというものだったが、荒れた町のシーンが最後に撮影されたことから、セット自体はかなり「歴史を感じさせる」ものとなっていた。
2015年には、元モンゴメリー市長のボビー・ブライトと、妻で元判事のリン・ブライトがこの島を購入。一般開放されており、キャンプやピクニック、釣りなどが楽しめるようになっている。