歌姫マドンナ(64)が、ICU(集中治療室)に緊急搬送される前、“ナルカン”を使って蘇生したと報じられている。
6月24日(土)、米ニューヨークの自宅で意識不明の状態で発見され、ICUへと救急搬送されたマドンナ。その4日後、マドンナの長年のマネージャーであるガイ・オセアリー氏は、インスタグラムを更新。同投稿にて、オセアリー氏は、マドンナが「深刻な細菌感染症」を発症し入院したこと、予定していたツアーを含めすべての活動を一時休止することを発表した。
そんなマドンナは6月29日(木)に無事退院。現在は快方に向かっているというが、Radar Onlineは新たに、マドンナが緊急搬送される前の当時の状況を伝えている。
同サイトによると、24日、自宅で無反応の状態で倒れていたマドンナは、“生気のない体”を発見したとされる人々によって、ナルカンという薬を注射されたという。
ナルカンはオピオイド(※)拮抗薬のひとつ。この薬は主にオピオイド過剰摂取者を速やかに蘇生させるために使われているという。このことから、発見当時、いかに緊迫した状況であったかが伺える。しかしながら、同サイトは、薬物使用に対処するためにナルカンが使われたのではなく、敗血症性ショックに対処するためだったと伝えている。
※麻薬性鎮痛薬
医療用麻薬製剤であるオピオイドは大量摂取や長期の服用などによって依存症を引き起こすこともあり、歌手のリサ・マリー・プレスリーや俳優のマシュー・ペリー、DJのアヴィーチーなどがオピオイド依存に苦しんでいたとされている。なお、Radar Onlineによると、マドンナが薬物の過剰摂取をしていたことを示す証拠はないという。
また、米TMZが先月末に報じたところによれば、マドンナはしばらく前から体調が芳しくなかったという。7月15日より開幕予定であった「セレブレーション・ツアー」の準備に力を注いでいたマドンナは、1ヶ月に及ぶ発熱に苦しみながら1日12時間という激しいリハーサルをこなしていたと言われている。しかしながら、健康よりもキャリアを優先していた彼女は体調不良のサインを無視し、病院に行くこともなかったという。